御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

三沢御房御返事 1486頁 54歳御作

御書でいうと2行+和歌という短い御書です。 文永12年(1275年)2月21日、身延におられた日蓮大聖人から駿河国(静岡県)の三沢小次郎に与えられたお手紙です。 三沢殿は領主という立場上とかく幕府の嫌疑を意識して、公然と音信を交わすという状態ではなく、…

光日房御書 926頁 55歳御作    (2020年1月29日~30日に拝読)

本日、7月21日の聖教新聞に光日尼の紹介があったので、光日房御書のことを書こうと思います。 大聖人が身延に入山されてまもない文永11年(1274年)6月8日に息子弥四郎が若くして亡くなったと、建治2年(1276年)に光日尼から大聖人にお手紙が届きます。 「…

聖愚問答抄  全474頁 新544頁 文永5年頃の御述作

本抄の愚人とは日ごろ外典を学び風月に心を寄せる仏教に無知な凡夫。下巻に愚人が自らの身分を明かして「我は弓箭に携わり兵仗をむねとして未だ仏法の真味を知らず」(499頁)とあるので、武士を対象とした御書と言っていいでしょう。本抄は御真筆がなく、全…

顕謗法抄 443頁 41歳御作

今年1月8日から拝読した御書です。もうかなり忘れてしまったので読み直しながら書きますが、最後までは読む時間がありません。省略しますが、興味ある方は読んでみてほしいです。 伊豆流罪中に著された御書。 8つの地獄の様相と謗法の恐ろしさが書かれていま…

持妙法華問答抄 461頁 

若いころからこの御書は大好きでした。今見ると線引きまくってますね~。難しいこともあって(どの御書もそうですけど)何が書かれてる御書か思い出せるかというとそうではないんですけど、とにかく「持妙法華問答抄が大好きや!」ということしか記憶にない…

池上兄弟への御書 まとめ 全1108頁 全1102頁

第21巻の講義録を読み終わりました。17編の池上兄弟への御書の講義があります。 弟の兵衛志と女房への御書や兄の宗仲や女房への御書が、三障四魔事のあと14編ありました。一番短いものは1行、3行のお返事もあります。 最近読んで感動したのは子供がいなかっ…

三障四魔事 兵衛志殿御返事 1090頁 54歳御作

さて、なにはさておきあなたのために第一に大事なことを申します。 正法・像法の時は、世の中もいまだ衰えることなく聖人、賢人も続いて誕生しました。 諸天も人を守りました。末法になりますと、人の貪欲が次第に深くなって、主君と臣下と、親と子と、兄と…

教機時国抄 438頁 41歳御作

弘長2年(1262年)2月、伊豆流罪中の御書。伊豆流罪は文応元年(1260年)の立正安国論による国家諌暁を機に起こった初めての権力による迫害。 宗教の五綱(五義)を通して南妙法蓮華経が誤りなき大法であることを示された御書。 「教」 釈迦の教えは八万法蔵…