2021-11-23から1日間の記事一覧
建治三年(1277年)身延で著され、安房・清澄寺の聖密房に送られたお手紙です。 真言宗を徹底的に破折された御抄で、はじめにインド・中国・日本の三国にわたる真言師が、法華経を大日経に劣るとした文証をあげ、それらの邪義を天台大師が立てた一念三千の法…
建治二年正月11日、身延で著されて、安房国の清澄寺の大衆に与えられた御消息です。 前年12月26日に、真言僧、強仁(ごうにん)より法論対決を迫る書状が届いており、真言宗と公場で対決する可能性が生まれたので、それに備えて天台・真言の疏釈を借用するた…