御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

御義口伝 信解品 全795頁 新1108頁

一、信解品 御義口伝に云わく、この「信解」は、中根の四大声聞の領解に限るにあらず。妙法の信解なるが故に、十界三千の信解なり。蓮華の信解なるが故に、十界三千の清浄の信解なり。この信解の体とは、南無妙法蓮華経これなり云々。 <通解> この品は喩説…

御義口伝 譬喩品 全795頁 新1107頁

一、譬喩品 御義口伝に云わく、この品の大白牛車とは、「無明癡惑、本よりこれ法性なり」の明闇一体の義なり。即ち三千具足の一乗をかかげたる車なれば、明闇一体にして三千具足の義を顕すなり。法界に遍満したれども一法なるを、一乗と云うなり。この一乗と…

御義口伝 方便品 全794頁 新1107頁

一、方便品 御義口伝に云わく、この品には十如是を説く。この十如是とは十界なり。この「方便」とは十界三千なり。既に「妙法蓮華経」を頂くが故に、「十方仏土中 唯有一乗法(十方の仏土の中には、ただ一乗の法のみ有り)」なり。妙法の方便、蓮華の方便な…

御義口伝 序品 全794頁 新1106頁

一、序品 御義口伝に云わく、「如是我聞(かくのごときを我聞きき)」の四字を能く能く心得れば、一経の無量の義は知られ易きなり。十界互具・三千具足の妙と聞くなり。この所聞は妙法蓮華と聞く故に、妙法の法界は互具にして三千清浄なり。この四字をもって…

御義口伝 無量義経の事 全794頁 新1106頁

一、無量義経の事 御義口伝に云わく、妙法の序分は無量義経なれば、十界ことごとく妙法蓮華経の序分なり。 <通解> 無量義は法華経の説かれる直前に、説処も同じ霊鷲山において説かれた。徳行品第一、説法品第二、十功徳品第三の三品よりなる。この説法品第…

御義口伝 二十八品悉く南無妙法蓮華経の事

一 総じて一経を結す 疏(じょ)の十に云わく「総じて一経を結するに、ただ四つあるのみ。その枢柄(すうへい)を撮(と)ってこれを授与す」。 御義口伝に云わく、「一経」とは、本迹二十八品なり。「ただ四つ」とは、名・用・体・宗の四つなり。「枢柄」と…

御義口伝 別伝 勧発品 全793頁 新1105頁

勧発品是人命終 為千仏授手 令不恐怖 不堕悪趣 この文は、妙法を悟れば分段の身即ち常寂光と顕るるを、「命終」と云うなり。「千仏」とは千如、「御手」とは千如具足なり。故に「不堕悪趣(悪趣に堕ちず)」なり。 いわゆる、南無妙法蓮華経の「御手」なり。…

御義口伝 別伝 厳王品 全793頁 新1104頁

巌王品 宿福深厚 生値仏法 この文は、一句も妙法に結縁すれば、億劫にも失せずして大乗の無価の宝珠を研き顕すを、「生値仏法(生まれて仏法に値えり)」と云うなり。 いわゆる、南無妙法蓮華経の「仏法」なり。 <通解> 巌王品第二十七に「宿福深厚にして…

御義口伝 別伝 陀羅尼品 全792頁 新1104頁

陀羅尼品 未来に顕る修行是経者 令得安穏 現在に顕る この文は、五種の妙行を修すれば、悟りの道に入って嶮路に入らざるなり。これ「安穏」ということなり。 いわゆる、南無妙法蓮華経は即ち「安穏」なり云々。 <通解> 陀羅尼品第二十六に「この経を修業す…

御義口伝 別伝 普門品 全792頁 新1104頁

普門品 福智慈眼視衆生 福聚海無量 この文は、法界の依正は妙法なる故に、平等一子の慈悲なり。依正・福智共に「無量」なり。 いわゆる、南無妙法蓮華経は福智の二法なり云々。 <通解> 普門品第二十五に「慈眼をもちて衆生を視給う、福聚の海無量なり」と…

御義口伝 別伝 妙音品 全792頁 新1103頁

妙音品 久遠 寂光土身不動揺 而入三昧 この文は、即ち久遠を悟るを、「身不動揺(身動揺せず)」と云うなり。惑障を尽くさずして寂光に入るを「三昧」とは云うなり。 いわゆる、南無妙法蓮華経の「三昧」なり云々。 <通解> 妙音品第二十四に「身動揺せずし…

御義口伝 別伝 薬王品 全792頁 新1102頁

薬王品 是真精進 是名真法供養如来 この文は、色香中道の観念懈(おこた)ることなし。これを即ち「真法供養如来(真法もって如来を供養したてまつる)」と名づくるなり。 いわゆる、南無妙法蓮華経は「唯有一乗(ただ一乗のみ有り)」の故に、「真法」なり…

御義口伝 別伝 嘱累品 全791頁 新1102頁

嘱累品 ズル ノ ヲ ニハ ニ ス ノ ヲ信如来智慧者 当演説此法華経 二 ベシ スルニ 一 この文は、釈迦如来の悟りのごとく、一切衆生の悟りと不同有ることなし。故に、如来の智慧を信ずるは即ち妙法なり。 いわゆる、南無妙法蓮華経の智慧なり云々。 <通解> …

御義口伝 別伝 神力品 全791頁 新1102頁

神力品 元品の無明を断破す是人於仏道 決定無有疑十如是 この文は、十界各々、本有・本覚の十如是なれば、地獄も仏界も一如なれば、成仏決定するなり。いわゆる、南無妙法蓮華経の受持なり云々。 <通解> 神力品第二十一の最後に末法に妙法を受持する功徳に…

御義口伝 別伝 不軽品 全791頁 新1101頁

不軽品応当一心 広説此経 世々値仏 疾成仏道 この文は、法界、皆、本来三諦一心に具わることを顕せば、己心の念々に仏に値うことを、即ち「世々値仏(世々に仏に値いたてまつる)」と云うなり。いわゆる南無妙法蓮華経これなり。 <通解> 常不軽品第二十に…

御義口伝 別伝 法師功徳品 全790頁 新1100頁

法師功徳品 静 散 入禅出禅者 聞香悉能知 不変 死 随縁 生 十界 (禅に入り禅をいづる者、香をかいで悉くよく知る) この文は、一心静なる時は「入禅(禅に入る)」、一心散乱する時は「出禅(禅を出ず)」、静散即ち本覚と知るを、「悉く知る」とは云うなり…

御義口伝 別伝 随喜功徳品 全790頁 新1100頁

随喜功徳品言此経深妙 千万劫難遇 (言わくこの経は深妙なり、千万劫に遇い難し) この文は、一切即妙法なれば、一心の源底を顕すこと甚妙無外なり。いわゆる、南無妙法蓮華経は不思議なり。 <通解> この南無妙法蓮華経という法門は、非常に深く、また妙で…

御義口伝 別伝 分別功徳品 全790頁 新1100頁

分別功徳品持此一心福 願求無上道 (この一心の福を持って、無上の道を願い求めたる) この文は、一切の万行万善は、ただ一心本覚の三身を顕さんがためなり。善悪一如なれば、「一心福(一心の福)」とは云うなり。いわゆる、南無妙法蓮華経は「一心福」なり…

御義口伝 別伝 寿量品 全790頁 新1100頁

寿量品如来如実知見三界之相 無有生死 この文は、万法を無作の三身と見るを、「如実知見(実のごとく知見したもう)」と云う。無作の覚体なれば、何によって生死有りと云わんか。 <通解> 寿量品第十六に「如来は実の如く三界の相を知見したもう、生死ある…

御義口伝 別伝 湧出品 全790頁 新1099頁

涌出品昼夜常精進 為求仏道故 この文は、一念に億劫の辛労を尽くせば、本来無作の三身念々に起こるなり。いわゆる南無妙法蓮華経は精進行なり。 <通解> 湧出品第十五に「昼夜に常に精進す、仏道を求めんがための故なり」とある。これは昼となく夜となく、…

御義口伝 別伝 安楽行品 全790頁 新1099頁

安楽行品一切諸法 空無所有 無有常住 亦無起滅 この文は、元より常住の妙法なる故に、六道の生滅は本来不生と談ず。故に「無起滅(起滅することなし)」なり。いわゆる、南無妙法蓮華経は、本来無起滅なり云々。 <通解> 安楽行品第十四に「一切の諸法は空…

御義口伝 別伝 勧持品 全789頁 新1098頁

勧持品 色法・心法我不愛身命 但惜無上道 「我身命を愛せずして、但(ただ)無上の道を惜しむ」 この文は、色心は幻化にして、四大・五陰は元より悪習なり。しかるに、本覚真如は常住なり。いわゆる南無妙法蓮華経なり。 <通解> 勧持品第十三にある文です…

御義口伝 別伝 提婆品 全789頁 新789頁

提婆品忽然之間 変成男子 「皆竜女の、忽然の間に変じて男子と成って、菩薩の行を具して云云」 この文の心は、三惑の全体は三諦と悟るを、「変」と説くなり。いわゆる、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、三惑即三徳なり。 <通解> 御本尊を信じることによって、…

御義口伝 別伝 宝塔品 全789頁  新1098頁

宝塔品 受持なり則為疾得 無上仏道 凡夫即極なり 「則(すなわち)為(こ)れ疾(と)く、無上の仏道を得たり」 この文は、「持」とは即ち円頓の妙戒なれば、「等・妙の二覚は一念の開悟」なれば、「疾得(疾く得)」と云うなり。いわゆる、南無妙法蓮華経と…

御義口伝 別伝 法師品 全789頁 新1097頁

法師品 寂光当知如是人 自在所欲生 「当に知るべし、是の如き人は、生ぜんと欲する所に自在なり」 この文は、我らが一念の妄心の外に仏心無し。九界の生死が真如なれば、即ち「自在」なり。いわゆる、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、即ち「自在」なり。 <通解…

御義口伝 別伝 人気品 全788頁 新1097頁

人記品 一部 題目安住於仏道 以求無上道 広・略 要 この文は、本来相即の三身の妙理を初めて覚知するを、「求無上道(無上道を求む)」とは云うなり。いわゆる南無妙法蓮華経なり。 <通解> 人気品第九に「仏法に安住して、もって無上道を求む」とある。こ…

御義口伝 別伝 五百品 全788頁 新1096頁

五百品 日本国の一切衆生 題目・御本尊 貧人 見 此珠 心法 色法 煩悩即菩提・生死即涅槃 其心大歓喜 信心ノカタチ (貧なる人この球を見て、その心大いに歓喜す) この文は、始めて我が心本来の仏なりと知るを、即ち「大歓喜」と名づく。いわゆる、南無妙法…

御義口伝 別伝 化城喩品 全788頁 新1096頁

化城喩品 三千塵点観彼久遠 猶如今日 在世 この文は、元初の一念一法界より外に、さらに六道四聖とて有るべからざるなり。いわゆる、南無妙法蓮華経は三世一念なり。「今日」とは、末法を指して「今日」と云うなり。 <通解> 化城喩品第七に「彼(か)の久…