御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

鎌足造仏事  兵衛志殿御返事 1089頁 54歳御作

昔、学生時代の日本史の授業で出てきた皇極天皇蘇我入鹿中大兄皇子(のちの天智天皇)中臣の鎌子(藤原鎌足)たちの話が出てきます。大化の改新とかありましたね。

語句の解説を読むと、蘇我入鹿って聖徳太子の子・山背大兄皇子(やましろのおおえのおうじ)を斑鳩宮に襲い自殺させたそうです。それで、周到な計画を立てた中大兄皇子中臣鎌足(なかとみのかまたり)らによって、蘇我入鹿大極殿で朝鮮からの貢物を奉る儀式の最中に暗殺されました。父である蘇我蝦夷(えみし)も自宅で自害し蘇我氏は滅亡します。

蘇我宿禰と馬子は仏法を崇重し守護したので一門は栄えたが、入鹿の代になっておごり高ぶり護法の精神を忘れたのでついに亡んだと四条金吾殿御返事でも言われています。

 

短い御書ですが、最後のところで「これからもいかなることがあろうとも少しも弛んではならない。いよいよ強く謗法を責めていきなさい。たとえ命に及ぶことがあっても少しもひるんではならない。」

現代語訳は迫力に欠けるので、もう一度繰り返しますが、日蓮大聖人はこう言われました。

「此れより後もいかなる事ありとも、少しもたゆむ事なかれ、いよいよはりあげてせむべし、設ひ命に及ぶともすこしもひるむ事なかれ、」

 

この講義本は第20巻ですが、全部で30余巻の講義の第1冊目なので、講義にも池田先生の烈々たる広宣流布への思いが込められていると思います。発刊の辞を読んで感動しました。「大聖人の時代は法体の折伏、現代は化儀の折伏と言って、全地涌の菩薩が文化、教育、科学、政治、経済、法律、その他あらゆる階層に蜂起していくのである。これすなわち折伏の中の折伏を意味する。」