御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

信心本義事 妙一尼御前御返事 1255頁 59歳御作

これは4行くらいの御書です。短いけれど、信心の本義が書かれているので、別名「信心本義事」と言います。人の人に対する普通に常識的な思いを引いて、信心も普通に一番大切なものに対する思いを御本尊に抱いて、やっていきなさいということです。

 

御書と現代文を載せたいと思います。

妙一尼御前御返事

 妙一尼御前御返事 弘安三年五月 五十九歳御作
 夫信心と申すは別にはこれなく候、妻のをとこをおしむが如くをとこの妻に命をすつるが如く、親の子をすてざるが如く・子の母にはなれざるが如くに、法華経釈迦多宝・十方の諸仏菩薩・諸天善神等に信を入れ奉りて南無妙法蓮華経と唱へたてまつるを信心とは申し候なり、しかのみならず正直捨方便・不受余経一偈の経文を女のかがみをすてざるが如く・男の刀をさすが如く、すこしもすつる心なく案じ給うべく候、あなかしこ・あなかしこ。
 五月十八日 日 蓮 花押
 妙一尼御前御返事

 

現代文

一体信心というのは特別にこれと言って難しいことはありません。妻が夫を大切に思うようにまた、夫が妻のために命を捨てるように、親が子を捨てないように、子供が母から離れないように、法華経・釈迦・多宝・十方の諸仏・菩薩・諸天善神等に信じて南無妙法蓮華経と唱えることを信心と言うのです。それだけでなく法華経方便品の「正直に方便を捨てて」また、法華経譬喩品の偈の「乃至、余経の一偈をも受けざる有らん・・・」の経文を、ちょうど女の人が身から鏡を捨てないように、また男の人が刀をいつも差しているように、瞬時も捨てないで考え実行していきなさい。

 

私、この御書も若い時から大好きでした。たとえがいい。わかりやすい。

妙一尼も「そういうことか~わかった!よっしゃ~!」と思えたでしょうね。