御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

妙一女御返事 1260頁 59歳御作

別名を「事理成仏抄」と言います。妙一女から即身成仏について質問があったことに対する御返事です。

即身成仏の法門は立宗の日から27年間大聖人が説いてきた最大の眼目であり、大聖人の門下はこの一大事に深く心をとどめるべきであると教えられています。また、華厳宗真言宗法相宗等の学者たちの即身成仏に関する誤った見解を指摘され、真実の即身成仏の法門はただ法華経にのみ説かれていることを、竜女の成仏をあげて証明されています。さらに、法華経の即身成仏についても迹門は理、本門は事であり、本門の即身成仏こそ当位即妙、本有不改であり、凡夫は凡夫のまま、本有無作の三身如来となることを明かされています。

法華経が流布される時に在世と末法の二度あり修行に仏世と末法の二意があることを説かれ、日蓮大聖人こそ末法という時に適って、本門も肝心・南無妙法蓮華経広宣流布される御本仏であることを、天台・伝教等の未来記を引いて証明されています。最後に女性の身でありながら即身成仏という法門を尋ねた妙一女を激励され、その求道心を讃えられています。