御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

経王御前御書 1123頁 51歳御作

別名「経王誕生御書」

このお手紙も四条金吾佐渡流罪中の大聖人に種種の御供養をさしあげ、経王御前の誕生をご報告したことに対する御返事です。

わかりやすい内容の御書かと思います。

どんな時代になっても世の中が滅ぶような事態になっても、日本中の人は題目を唱えるようになると言われています。学会批判ばかりする人に折伏するのはやめようかと思ったときに読むといい御書です。そんな人にはいよいよ強く言い聞かせなさいと言われている。今は強い折伏はあまりしない風潮ではありますが、うまく相手の生命に刺さる言葉を使ってわからせていくのがいいと思います。いつか気が付いてこっちの言うことを聞きにくるのです。笑顔で順々と説くのがいいのです。難しいですけど、しっかり祈っていけば、相手に通じます。決してけんか腰にならないように法を説くのです。焦ってもだめですよ。ファイト!

 

経王御前御書 文永九年 五十一歳御作

 種種の送り物をいただきました。法華経第八・妙荘厳王品という経文には妙荘厳王、浄徳夫人という后(きさき)は浄蔵・浄眼という太子に導かれたと説かれている。経王御前をもうけられたのであるから、現世には跡をつぐべき孝子である。後生には又導かれて仏になられるであろう。今の代は濁世と言って乱れている世である。その上、眼前に世の中が乱れているので、人は皆今生では弓箭の難にあって修羅道に堕ち、後生には三悪道に堕ちることは疑いない。しかしながら法華経を信ずる人々こそ仏には成ると説かれている。

御覧のようにこのような事(他国侵逼難・自界叛逆難など)が起こると経文に説かれている。故に昼夜に人に言い聞かせておいたのに、日蓮を用いられないことはともかくとして、罰せられることは理由のないことえある。しかし、昔も今も人が滅びていくときは、善言を用いないのが通例であるから、(日蓮の言も)結局用いられず世の中が滅びようとしているのである。これ偏に法華経・釈迦仏の御使いを迫害する故に、梵天・帝釈・日月・四天等の責を蒙っているのである。

また、たとえ世は滅びたとしても、必ず日本国は南無妙法蓮華経と人ごとに唱えるようになっていくのである。どんなに言うまいと思っても、妙法を毀る人にはいよいよ強く言い聞かせなさい。もし生きながらえているならば、その成り行きをごらんなさい。また、いかに南無妙法蓮華経と唱うとも日蓮に怨をなした人々は、最初に必ず無間地獄に堕ちて、無量劫を経た後に、日蓮の弟子となって成仏するのである。恐恐謹言。
 四条金吾殿御返事 日 蓮花押