御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 普賢品 第五 全781頁 新1085頁

第五 「閻浮提内、広令流布(閻浮提の内に、広く流布せしむ)」の事


  御義口伝に云わく、この「内」の字は、東・西・北の三方を嫌うという文である。「広令流布」とは、法華経は南閻浮提ばかりに流布すべしという経文である。この「内」の字、これを思索すべきである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱える者は、深くこれを思うべきである。

<講義>

「東西北を嫌う」とは、そこへは流布しないというのではなく、縁が薄いという意味である。南閻浮提とは、総じては全世界である。宿縁の浅深を論ずるならば、やはりなんといっても日本、中国、インド、さらにアジアの各国は仏法流布の国であり、あるいはかつて流布し、偉大な仏教文化の栄えた国々である。日蓮大聖人の仏法哲学を理解する土壌が、民衆の心の中に、血の中に脈々と流れている。ゆえに究極的には東洋の民衆が、世界平和の原動力になっていくであろうと思われるのである。(以下略)