御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 別伝 譬喩品 全787頁 新1094頁~

    譬喩品

 

 受持の人 大白牛車  凡夫即極
 乗此宝乗  直至道場
   題目     極果の処なり
 

この文は、自身の仏乗を悟って自身の宮殿に入るなり。いわゆる、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、自身の宮殿に入るなり。

 

<通解>

右(上)にある註にいわく「此宝乗」とは「大白牛車」、これを文底の立場より拝するならば、南無妙法蓮華経の題目である。したがって「此の宝乗に乗じ」ての「乗じて」とは、南無妙法蓮華経を受持する人のことである。この妙法の題目を受持して修行する者は「直に道場に至る」すなわち凡夫即極の仏の境涯を得る。この道場こそ、仏道修行における極果の処であり、真実の幸福境涯を意味するのである。

したがって、この文全体についての御義口伝にいわく、この文の意は我々が一念三千の当体であり、南無妙法蓮華経の当体であるということを悟る、すなわち自身の宮殿、絶対的な幸福境涯、成仏の境涯に入ることができるのである。