御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 別伝 宝塔品 全789頁  新1098頁

   宝塔品


     受持なり
則為疾得 無上仏道
     凡夫即極なり

「則(すなわち)為(こ)れ疾(と)く、無上の仏道を得たり」


 この文は、「持」とは即ち円頓の妙戒なれば、「等・妙の二覚は一念の開悟」なれば、「疾得(疾く得)」と云うなり。いわゆる、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、「疾得」なり。

 

<通解>

註を附されていわく、この文は受持即観心を明かした文である。御本尊を受持することにより、速やかに無上仏道、すなわち成仏の境涯を得ることができる。さらに「無上仏道」とは「凡夫即極」を意味しており、この文は「すなわちこれ疾く得たり、無上の仏道」と読むべきである。次にこの文全体の御義口伝にいわく、この文は、御本尊は三世十方の諸仏の万戒の功徳を網羅した円ドンの妙戒であるがゆえに、これを持ち、修行に励む者は、等覚・妙覚の悟りも御本尊に対する信心の一念に開悟することができる。それゆえに疾得、速やかに得るというのである。すなわち南無妙法蓮華経と唱えることにより、速やかに凡夫即極の境涯を得ることができるのである。

<語句>

疾得:速やかに仏果を得ること。速疾頓成(そくしつとんじょう)と同義であり、即身成仏のこと。

円頓(えんどん)の妙戒:円は円融円満、頓は頓極。妙戒とは最高の戒。金剛宝器戒。すなわち円頓の妙戒とは南無妙法蓮華経のこと。

等・妙の二覚は一念の開悟:等・妙の二覚とは、等覚位、妙覚位のことで、別教で説く菩薩の修行の階位五十二位のうち、最後の二階位のこと。開悟とは己心の仏界を開き、妙法の当体であると悟ること。大聖人の仏法では等覚・妙覚の最高の境地も御本尊に対する信の一念によって、開き悟ることができる。これを等妙二覚一念開悟というのである。

<講義のまとめ>

御本尊を受持することがいかに大事であるかがわかる御文です。「疾得」の「疾」とは因果俱時であり、御本尊を受持し、日々、広布のため、世のため人のため我が身のため、勇猛精進している当体がすでに仏なのである。信心強きことそれ自体が仏界であり、それ自体が宝塔の湧現である。すでに因果俱時で、未来の洋々たる基盤はこの一念に築いているのである。