御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 神力品 第八 全772頁 新1074頁

第八 「畢竟住一乗○是人於仏道 決定無有疑(畢竟して一乗に住す○この人は仏道において、決定して疑いあることなけん)」の事

 

【ここは神力品第二十一で、仏が上行等の菩薩に向かい偈を説いて「無量の菩薩をして、畢竟(ひっきょう)して一乗に住せしめん、是のゆえに智あらん者、此の功徳の利を聞いて、我が滅度の後に於いて、斯の経を受持すべし、是の人仏道において、決定して疑いあることなけん」と述べているところである。】


  御義口伝にはこう仰せである。

「畢竟」とは広宣流布である。「住一乗」とは、南無妙法蓮華経の一法に住すべきであるとの意である。「是人」とは名字即の凡夫である。「仏道」とは究竟即である。「疑」とは根本疑惑の無明を指すのである。末法当今は、この経すなわち御本尊を受持するという、ただ一つの修行によって成仏すべしと定められたのである。

 

<講義>

経文の「畢竟して一乗に住せしめん」とは、三大秘法の南無妙法蓮華経をあらゆる民衆が信じるのであるとの広宣流布への予言である。また、広宣流布を成し遂げよとの地涌の菩薩に対する仏意仏勅である。「一乗に住す」とは妙法を心の住処とすることである。

われらはこの仏意仏勅を受けた地涌の菩薩の誇りをもって、使命、責任を全うしきっていこうではないか。