2022-01-01から1年間の記事一覧
文永11年(1274)5月24日身延から富木常忍に与えられた書。 日蓮大聖人十大部御書の一つ。 内容は次の三つの段落に分けることが出来る。 1,釈尊は一代の諸経の勝劣を判じ、法華経第一を示す。(全集331頁、初めから333頁15行目まで) 2,法華経が流布する時…
あまり聞いたことのない御書かもしれません。私はあまり知らなかったです。何回か読んでるはずだけど、インパクトのある言葉が思い出せない。 問答形式ですね。禅宗の破折が多いです。今回は現代語に訳してないです。 文永11年、大聖人が53歳の時、身延から…
長らく御書ブログを書いてなくて、ほぼ一か月以上、何かと忙しかったです。5-6日は家族旅行も無事行けたし、さて、また御書を読んで書こうと思っても、何を書きたいのか自分でもわからないまま、日にちが過ぎてしまいました。体も疲れましたが頭も疲労した…
今夜はリモートの旭日教学大学校で、大白蓮華の池田先生の御義口伝の講義の説明を受けました。 なんとなく、こんなんでいいのかなと思う私です。 御義口伝って、もっとすごいのに、と思ってる私です。 凄いということが、皆に伝わったのかな。 今日は淡々と…
皆さん、大白蓮華に掲載された御義口伝の講義を読まれたでしょうか。 紙面に限りがあるので、以前の講義録ほど詳しくは載ってないので、 ちょっとがっかりしたかな。でも、前よりすっきりとわかりやすく書かれているので、 世界中の同志が読むのにはいいんじ…
仏の智慧は甚深無量で、その智慧の門は難解でわかりにくいというのです。 で、この御義口伝も結構難しくて、わかりやすく直していこうとすると、頭がおかしくなりそうです。途中まで青字で書きましたが、だんだん理解できなくなってきた。 池田先生の講義が…
新・人間革命 第26巻 105頁に幹部会の席上で先生が北海道の研鑽御書を「御義口伝」にしようと提案され、賛同の拍手が起こったところがありました。 昔の教学試験は内容が難しかったようです。「当体義抄」「撰時抄」御消息文、「三重秘伝抄」の講義を受講し…
11月の大白蓮華から池田先生の御義口伝講義が始まるそうです。 楽しみです! それまで私も頑張って御義口伝を拝読していこうと思います。 さて、今回から方便品第二に入ります。八つの大事があるということです。 第一番目、ここで大事なことは、秘妙方便と…
経王殿御返事の一節 ただし御信心によるのである。剣なども、進もうとしない人のためには役に立たない。法華経(御本尊)という剣は、勇敢な人であってこそ、役立てることができるのである。まさに鬼に金棒である。(通解) But your faith alone will deter…
以前の講義録27巻に書かれている年代とは違うようです。講義録では文永元年から文永2年に訂正するような書き方でした。新版御書では文永6年となっています。 (236) 御輿振(みこしぶり)御書 文永6年(ʼ69)3月1日 48歳 三位房 御文ならびに御輿振りの日…
末法にして妙法蓮華経の五字を弘めん者は男女はきらうべらからず、皆地涌の菩薩に非ずんば唱えがたき題目なり。 ※男女はきらうべからず=男女に差はない。 There should be no discrimination among those who propagate the five characters of Myoho-renge…
撰時抄より 王地に生まれたれば身をば随えられたてまつるようなりとも、心をば随えられたてまつるべからず (撰時抄 287頁) 国の権力によって、体は拘束されたとしても、心は拘束されることはない。 何を信じようが自分の気持ち次第である。心は誰人にも従…
弘安元年(ʼ78)6月26日 大聖人が57歳のときに富木常忍に与えられたお手紙です。 私が参考にしている「御書を読む」の本では弘安5年とも、弘安2年とも弘安元年とも書かれておりましたが、新版御書では弘安元年となっています。弘安元年6月26日に四条金吾に…
弘安4年(1280年)10月22日 大聖人が60歳の時身延で著され富木常忍に与えられたお手紙です。 別名は「弘安の役の事」。 この年の5月から7月にかけて北九州地方に攻めてきた蒙古軍が台風によって壊滅したことについて、世間では奈良、西大寺の思円上人の蒙古…
本文がどう違うのか、比べてみたくて御書全集と新版御書を両方載せてみました。句読点がちゃんと入ってるので新版御書は読みやすくなっていますね。所々言葉も変えてありますね。だからって私たちがすぐ理解できるかというとそうでもないんですね。 新版御書…
ここは序品第一において、弥勒菩薩が仏の眉間白毫相について不思議に思い、「文殊師利、導師何が故ぞ、眉間白毫の、大光普く照らしたもう」と、文殊師利菩薩に尋ねたところである。 第六 「導師何故(導師は何が故ぞ)」の事 疏に云わく「良(まこと)に以(…
弘長二年(1262年)一月十六日、日蓮大聖人が41歳の時、流罪地の伊豆国伊東(現在の静岡県伊東市)から安房国天津の領主・工藤吉隆に与えられた御消息です。別名「伊豆御勘気抄」といいます。 吉隆は建長から正嘉のころに四条金吾、池上宗仲らと前後して入信…
第四 「仏所護念(仏の護念したもうところ)」の事 文句の三に云わく「『仏所護念』とは、無量義処は、これ仏の証得したもうところなり。法華文句の第三にいわく「『仏所護念』というのは、無量義はことごとく妙法蓮華経の一法より生ずるということを証得し…
第三 「阿闍世王(あじゃせおう)」の事 文句の一に云わく「『阿闍世王』とは、未生怨(みしょうおん)と名づく」。 また云わく「大経(涅槃経)に云わく『阿闍世とは、未生怨と名づく(名づける)』と」。 また云わく「大経(涅槃経)に云わく『阿闍とは不生…
第二 「阿若憍陳如(あにゃきょうじんにょ)」の事 疏の一に云わく「『憍陳如』は、姓なり。ここには『火器』と翻ず。天台の法華文句の第一巻には「憍陳如(きょうじんにょ)は、姓である。漢語では火器と翻訳する。 婆羅門種なり。バラモン階級である。 そ…
<現代語訳・説明などは青字で書いています。※のところは特に詳しい説明です。> 御義口伝巻上 日蓮所立。序品より涌出品に至る。 序品七箇の大事第一 「如是我聞(かくのごときを我聞きき)」の事 「如是我聞」はすべての経文の冒頭にあることばです。その…
昔、会社にいたとき、社内で選挙を頼みまくって学会員だとばれたので、エレベーターの中で課長に聞かれました。 「南無妙法蓮華経の中に蓮華の花があるのはなんでや」と。 「課長!目の付け所がシャープです」とは言ってないですけど、(笑) いくつか大事な…
今日、安倍晋三元総理大臣が奈良で演説中に銃弾に倒れて亡くなりました。 それでなんか臨終のことを書かれた御書を探してたら、御義口伝にあったので、少し書かせてもらいます。 第六 即滅化城の事御義口伝に云く、我等が滅する当体は化城なり、此の滅を滅と…
少しずつ御義口伝を読んでいきたいと思います。とりあえず今日は本文のみですが、難しいとこの現代語とか講義、感想も書いていこうと思っています。本格的には来週から書くつもりです。 決戦の日が今週日曜日なので題目もあげたいし、何人か取り残してるので…
さて、いよいよ御義口伝も少しずつ載せていこうかと思います。 解説などは、時間のあるときにぼちぼち書こうかと思っています。 とりあえず最初のところ、南無妙法蓮華経について口伝されたところ、一番大事なので勉強していきたいと思います。 (095) 御義…
寒さの厳しい身延山中で生活をされる日蓮大聖人に、変わらぬ供養の誠を尽くす智君津の信心を称賛され、その功徳によって亡き父と亡き弟の成仏は疑いない、と述べられています。 春初(はるのはじめ)御消息 弘安5年(ʼ82)1月20日 61歳 南条時光 はわき殿か…
弘安4年、身延で著され、信徒の誰かに与えられたお手紙です。大白牛車というのは法華経の行者が乗ることのできる車であり、法華経の譬喩品に説かれているが、その詳しいことは羅什による漢訳では略されており、梵語の原典にはくわしく説かれているとして、そ…
講義録では別名を「所労書」となっており、新版御書では「大聖人の御病の事」となっております。 最後のところは、大聖人も死期が迫っていることを伝えながら、もし自分が尼御前より先に亡くなったならば、故五郎殿にお会いして母の嘆きを伝えましょうと言わ…
別名を「烏竜遺竜の事」「烏竜遺竜事」といいます。 弘安3年11月15日、身延から南条時光の母御前に送られた御消息です。 古い講義録では弘安4年となっていますが、新版御書では弘安3年になってますね。したがって聖寿も59歳と。御書全集も日蓮大聖人御書講義…
弘安元年十一月二十九日、身延から池上宗長に与えられた御消息です。宗長が銭と厚綿の小袖を御供養したことに対する御返事で、別名を「深山厳冬の事」もしくは「厳冬深山御書」といいます。 宗長の御供養の志をたたえて、特に寒さが厳しかったその年の身延の…