2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧
富木常忍に与えられた御消息。 富木常忍が法華経本門の久成の教主釈尊と四菩薩が造立される時期について質問したのに答えて、末法がその時であり、それを顕す人が必ず出現することを明かし、仏法の上から見れば、法華経の行者である大聖人は世界第一の富める…
弘安二年、日蓮大聖人が58歳の時、身延から下総国の葛飾郡若宮に住む富木常忍の妻に与えられたお手紙です。 富木尼御前は夫の常忍が入道すると同時に剃髪して尼になり、妙常と号したと言われる。その人となりは温良貞淑で、よく夫を助けて、ともに信心を全う…
正嘉二年に書かれたものとされる、そうです。 上下巻に分かれている御書だと上巻にあるのは法門の難しい内容のが多いですよね。 御書を初めて読み始めるなら、下巻の御消息からの方がわかりやすいと思いますが、この御書はその難しい法門のとても大事なとこ…
建治4年(1278年)2月28日、身延で著され富木常忍に与えられた御消息です。常忍が亡き母の三回忌の追善のため大聖人へ青鳧(せいふ)銭七結をご供養したのに対し、お礼を述べておられます。 法華経に明かされている相対種開会と就類種(じゅるいしゅ)開会の…
身延で書かれた御消息です。宛名は富木常忍と推定されていますが、他の下総方面の信徒とも考えられます。 供養のお礼を述べ、十羅刹を夢に見たと知らせたことについて、心が固ければ倶生神の守りは強く、まして、道場を守る神においておやとされ、法華文句の…
経に云く「諸法実相」是なり、 そこで御本尊についてのご説明があったあとで、今度はこの御本尊についての文理を述べられています。方便品に諸法実相とある。所謂諸法、如是相、如是性、如是体と仰せられているのが、この御本尊であるということです。 妙楽…
戸田先生の日女御前御返事講義から なかなか今聞ける話ではないので、よかったら読んでください。(青字が御書です) 御本尊供養の御為に鵞目五貫・白米一駄・菓子其の数送り給び候い畢んぬ、 ここで日蓮大聖人に、この日女御前がお金を五貫、米を一駄、菓子…
富木殿御返事 建治二年十一月 五十五歳御作 鵞目一結天台大師の御宝前を荘厳し候い了んぬ、経に云く「法華最第一なり」と、又云く「能く是の経典を受持すること有らん者も亦復是の如し一切衆生の中に於て亦これ第一なり」と、又云く「其の福復彼れに過ぐ」妙…
この御書の最初のところです: 忘れ給う所の御持経、追て修行者に持たせ、之を遣わす。 魯の哀公云く人好く忘る者有り、移宅に乃ち其の妻を忘れたり云云、孔子云く又好く忘るること此れより甚しき者有り、桀紂の君は乃ち其の身を忘れたり等云云、夫れ槃特尊…
建治二年(1276年)3月27日。日蓮大聖人が55歳のとき、富木常忍の妻、富木尼御前に与えられたお手紙です。富木常忍が母の遺骨を抱いて身延の大聖人を訪ねた際、病気の尼御前のために託されたお手紙です。 有名な一節があります。 「やのはしる事は…