2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧
すこしもおそるる心なかれ。過去遠遠劫より法華経を信ぜしかども仏にならぬことこれなり。 兵衛志殿御返事 別名「三障四魔事」 You should not have the slightest fear in your heart. It is lack of courage that prevents one from attaining Buddhahood,…
当時の女人の法華経を行じて定業を転ずることは、秋の稲米、冬の菊花、誰かおどろくべき。 されば、日蓮、悲母をいのりて候いしかば、現身に病をいやすのみならず、四箇年の寿命をのべたり。今、女人の御身として病を身にうけさせ給う。心みに法華経の信心を…
生涯いくばくならず。思へば一夜のかりの宿を忘れていくばくの名利をか得ん。また得たりともこれ夢の中の栄え、珍しからぬ楽しみなり。ただ先世の業因に任せて営むべし。 How long does a lifetime last? If one stops to consider, it is a single night’s …
一切経の功徳は、先に善根を作して後に仏とは成ると説く。かかる故に不定なり。法華経と申すは、手に取ればその手やがて仏に成り、口に唱うればその口即ち仏なり。譬えば、天月の東の山の端に出ずれば、その時即ち水に影の浮かぶがごとく、音とひびきとの同…
賢人は、八風と申して八つのかぜにおかされぬを、賢人と申すなり。利(うるお)い・衰(おとろ)え・毀(やぶ)れ・誉(ほま)れ・称(たた)え・譏(そし)り・苦しみ・楽しみなり。おお心(むね)は、利(うるお)いあるによろこばず、おとろうるになげか…
命すでに一念にすぎざれば、仏は一念随喜の功徳と説き給えり。もしこれ二念三念を期すと云わば、平等大慧の本誓、頓教・一乗・皆成仏の法とは云わるべからず。 Moreover, as life does not go beyond the moment, the Buddha expounded the blessings that c…
経王御前には、わざわいも転じて幸いとなるべし。あいかまえて御信心を出だし、この御本尊に祈念せしめ給え。何事か成就せざるべき。「その願を充満すること、清涼の池のごとし」「現世安穏にして、後に善処に生ぜん」、(充満其願・如清涼池・現世安穏・後生…
いかに賤しき者なりとも少し我より勝れて智慧ある人には、この経のいわれを問い尋ね給うべし。しかるに、悪世の衆生は我慢偏執・名聞名利に著して「彼が弟子と成るべきか、彼に物を習わば、人にや賤しく思われんずらん」と不断に悪念に住して悪道に堕すべし…
たとい明師ならびに実経に値い奉って正法をえたる人なれども、生死をいで仏にならんとする時には、かならず影の身にそうがごとく、雨に雲のあるがごとく、三障四魔と申して七つの大事出現す。たといからくして六つはすぐれども、第七にやぶられぬれば、仏に…
この曼陀羅は、文字は五字七字にて候えども、三世の諸仏の御師、一切の女人の成仏の印文なり。冥途にはともしびとなり、死出の山にては良馬となり、天には日月のごとし、地には須弥山のごとし。生死海の船なり、成仏得道の導師なり。 Though this mandala ha…
私が初めて折伏した友達が、初めて勤行をやった日が2月16日でした。「大聖人が生まれたいい日だからやってみ」って言ったのかな、「やる」って言ってすぐ立ち上がった。 当時、うちの家で主人の工場のプラスチックの製品の仕上げの内職をしてもらっていまし…
南無妙法蓮華経は死出の山にてはつえはしらとなり給え。釈迦仏・多宝仏・上行等の四菩薩は手を取り給うべし。日蓮さきに立ち候わば、御迎えにまいり候こともやあらんずらん。またさきに行かせ給わば、日蓮必ず閻魔法王にも委しく申すべく候。このこと少しも…
無智の者は、この経を説く者に使われて功徳をうべし。いかなる鬼畜なりとも法華経の一偈一句をも説かん者をば「当に起って遠く迎うべきこと、当に仏を敬うがごとくすべし」の道理なれば、仏のごとく互いに敬うべし。例せば、宝塔品の時の釈迦・多宝のごとく…
総じて、日蓮が弟子檀那等、自他・彼此の心なく、水魚の思いを成して、異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉るところを、生死一大事の血脈とは云うなり。しかも、今、日蓮が弘通するところの所詮これなり。もししからば、広宣流布の大願も叶うべきものか。 …
久遠実成の釈尊と皆成仏道の法華経と我ら衆生との三つ全く差別無しと解って妙法蓮華経と唱え奉るところを、生死一大事の血脈とはいうなり。このこと、ただ日蓮が弟子檀那等の肝要なり。法華経を持つとは、これなり。 Shakyamuni Buddha who attained enlight…
日蓮を供養し、また日蓮が弟子檀那となり給うこと、その功徳をば仏の智慧にてもはかり尽くし給うべからず。 Not even the wisdom of the Buddha can fathom the blessings that one will obtain by giving alms to Nichiren and by becoming his disciple an…
されば我が弟子等、心みに法華経のごとく身命もおしまず修行して、この度仏法を心みよ。 Therefore, I say to you, my disciples, try practicing as the Lotus Sutra teaches, exerting yourselves without begrudging your lives! Test the truth of Buddh…
大事には小瑞なし。大悪おこれば大善きたる。すでに、大謗法、国にあり。大正法、必ずひろまるべし。各々なにをかなげかせ給うべき。迦葉尊者にあらずとも、まいをもまいぬべし。舎利弗にあらねども、立っておどりぬべし。上行菩薩の大地よりいで給いしには…
今日は戸田先生の全集の中の講義の本で、四信五品抄を途中まで読みました。 戸田先生はユーモアがあって、難しいことでも、すっとわかるように講義されるところが大好きです。 以前(去年の1月3日)に、一度この御書について書いていました。 詳しくは載せて…
大願を立てん日本国の位をゆづらむ、法華経をすてて観経等について後生をごせよ、父母の頸(くび)を刎(はね)ん念仏申さずば、なんどの種種の大難・出来(しゅったい)すとも智者に我義やぶられずば用いじとなり、其の外の大難・風の前の塵(ちり)なるべ…
(日本国にこれをしれる者、ただ日蓮一人なり。 これを一言も申し出だすならば、父母・兄弟・師匠に国主の王難必ず来るべし、いわずば慈悲なきににたりと思惟するに、法華経・涅槃経等にこの二辺を合わせ見るに、) いわずば今生は事なくとも、後生は必ず無…
汝蘭室の友に交りて麻畝の性と成る、誠にその難を顧みて専らこの言を信ぜば、風和らぎ浪静かにして不日に豊年ならん 立正安国論 全31頁 新43頁 You have associated with a friend in the orchid room and have become as straight as mugwort growing among…
ぜにというものは用にしたがって変ずるなり。法華経もまたまたかくのごとし。やみには灯となり、渡りには舟となり、あるいは水ともなり、あるいは火ともなり給うなり。もししからば、法華経は「現世安穏、後生善処」の御経なり。 弥源太殿御返事の一節 別名 …