2021-09-01から1ヶ月間の記事一覧
文永9年、佐渡で著され最蓮房日浄に与えられた御書です。最蓮房の質問に対するお答えのお手紙です。 初めに法華経による祈りこそ真の祈りになると言われています。二乗は法華経によって成仏を許されたという大恩があり、一切の菩薩や凡人が仏になることがで…
文永9年(1272年)2月20日、日蓮大聖人が51歳の時に佐渡塚原で著され、最蓮房日浄に与えられた御消息です。 初めに草木成仏は有情・非情のうちどちらの成仏かという問いを設けて、非情の成仏であることを明かされます。次に法華経では有情・非情ともに成仏す…
普通に「日蓮大聖人御書講義」という本が親切でわかりやすいのですが、戸田先生の御書講義はおもしろくてわかりやすい、しかも説明をもうちょっとすると難しくなるってところはわざと省かれてると思う。(私の感想ですが)全部写すのは大変なので、途中まで…
文永9年2月11日、大聖人が51歳のとき、佐渡塚原でしたためられ、最蓮房日浄に与えられたお手紙です。 〈背景〉 この年、1月16日に塚原問答があった。これは、大聖人の御命を狙う念仏者たちに対し、佐渡の守護代・本間六郎左衛門尉が、法論で決着をつけるよう…
文永10年(1273年)5月17日、佐渡の一谷(いちのさわ)から最蓮房に送られた御消息。 初めに法華経方便品の「諸法実相乃至本末究竟等」の意義について、十界の依正の当体が妙法蓮華経の姿であるとの意であることを明かし、それを事相に顕したのが法華本門の…
「公明党に問う この国のゆくえ」という本を読み終わりました。 先日は山口代表と佐藤優さんの対談も読みました。どっちも良かったです。疑問に思っていたことが、すっきりしたって感じです。 うちの家族から最近公明党批判があるもので、そんなはずないけど…
文永10年5月28日 日蓮大聖人が52歳の時、佐渡の一谷(いちのさわ)から安房清澄寺の義浄房に送られた御消息です。 別名を「己心仏界抄」といいます。 義浄房の質問に対して答えて、天台よりも深い事の一念三千の法門を説かれています。 義浄房の環境は厳しく…
文永12年2月16日、大聖人が御年54歳のとき、身延にまで甘海苔を送られた新尼に送られたお手紙です。 結構長いお手紙ですね。 新尼御前御返事 文永十二年二月 五十四歳御作 甘海苔を一袋送っていただきました。 また大尼御前からの甘海苔もいただき感謝してお…
大尼という人、信心がふらふらしていたようで、大聖人が佐渡に流されると信心に疑いを持って退転したそうです。が、なんと、大聖人が御赦免を受けて戻って来られると、また、祈らせてもらおうと思って、大聖人に「私にも御本尊をください」と言ってくるよう…
別名を「梵音声(ぼんのんじょう)御書」という。 文永9年9月、四条金吾が亡き母の三回忌追善供養のために、使いを大聖人のもとに遣わしたのに対する御返事です。 一国の盛衰は国王によって大きく影響され、国主が謗法を重ねれば国が滅びることを示し、当時…
別名「経王誕生御書」 このお手紙も四条金吾が佐渡流罪中の大聖人に種種の御供養をさしあげ、経王御前の誕生をご報告したことに対する御返事です。 わかりやすい内容の御書かと思います。 どんな時代になっても世の中が滅ぶような事態になっても、日本中の人…