御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

身軽法重抄 乙御前御消息 1218頁 54歳御作

宛名は乙御前になっていますが、乙御前の母(おそらく日妙聖人)に与えられたお手紙です。建治元年(1275年)八月四日、身延で著されました。 初めに中国への仏教伝来の例を引きながら、内道(仏教)と外道の勝劣を明かし、内典にも勝劣・浅深があり、特に法…

日妙聖人御書 1213頁 51歳御作

文永九年五月二十五日、鎌倉から佐渡まで大聖人を訪ねてきた女性に与えられた御書です。頼るべきもののいない寡婦の身で、幼子を連れて、野を行き山越え盗賊や、どんな野獣が出てくるかわからない道を行き、勇気があるだけではなかなか行けない長旅をしてき…

星名五郎太郎殿御返事 1296頁 46歳御作

上総国に住んでいたとされる星名五郎太郎は上総国の興津の領主佐久兵庫亮の家臣といわれていますが、明らかではありません。文永元年の秋に大聖人が安房国片海に帰られたとき、主君の佐久間氏と共に信徒となったようです。その前は真言に帰依していて、大聖…

権実違目 大学三郎殿御書 1203頁 54歳御作

建治元年(1275年)7月2日、大聖人が54歳のとき、身延で著され鎌倉の大学三郎に与えられた御消息です。 初めに外道・小乗・法相・華厳・真言の各宗が十界のいずれまでを明かしているかを示され、華厳・真言の二宗は十界を立てているが、ともに天台大師の法…

破良寛等御書 1289頁 (55歳御作)

前後が欠けているのでその内容から建治二年(1276年)十二月、日蓮大聖人が五十五歳のときに身延で著され、安房国天津の好日房に与えられた御消息と推定されています。 初めに釈尊在世に三逆罪を犯した提婆達多と比較して、今法華経迹門の円頓の戒壇を軽…