御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

2024-05-01から1ヶ月間の記事一覧

御義口伝 無量義経 第二 全784頁 新1090頁

第二 「量」の字の事 御義口伝に云わく、「量」の字を本門に配当することは、「量」とは懸り摂むる義なり(一切のものを包含するという意味があるからである)。本門の心は無作の三身を説き顕すことにある。この無作の三身とは、仏の上ばかりにしてこれを云…

御義口伝 無量義経六箇の大事  第一 全783頁 新1089頁

無量義経六箇の大事 第一 「無量義経徳行品第一」の事 御義口伝に云わく、「無量義」の三字を、本・迹・観心に配するならば、初めの「無」の字は迹門である。その故は、理円を面とし、不変真如の旨を談じている。迹門は無常の摂属なり。常住を談じていない。…

御義口伝 普賢品 第六 全781頁 新1086頁

すごく長い御義口伝が出てきましたね。珍しいです。ここ何度も読んでわかりたいですね。独断と偏見で赤字にしてるとこありますけど、読みにくかったらすみません。 第六 「此人不久当詣道場(この人は久しからずして当に道場に詣るべし)」の事 御義口伝に云…

御義口伝 普賢品 第五 全781頁 新1085頁

第五 「閻浮提内、広令流布(閻浮提の内に、広く流布せしむ)」の事 御義口伝に云わく、この「内」の字は、東・西・北の三方を嫌うという文である。「広令流布」とは、法華経は南閻浮提ばかりに流布すべしという経文である。この「内」の字、これを思索すべ…

御義口伝 普賢品 第三 第四 全780頁 新1085頁

第三 「八万四千天女(八万四千の天女)」の事 普賢品第二十八に法華経をただ書写しただけでもこれほどの功徳があると、次のように説かれている。「もしただ書写せんは、この人命終してまさに忉利天上に生ずべし。この時に八万四千の天女、衆(もろもろ)の…

御義口伝 普賢品六箇の大事 第一 第二 全780頁 新1084頁

第一 「普賢菩薩」の事 文句の十に云わく「『勧発(かんぽつ)』とは、恋法の辞(ことば)なり」。 御義口伝に云わく、「勧発」とは、「勧」は(勧めるという意味で)化他をあらわし、「発」は(発心であり)自行のことである。 「普」とは、諸法実相、迹門…

御義口伝 巌王品三箇の大事 全779頁 新1083頁

第一 「妙荘厳王」の事 (天台大師は)文句の十にこう言っている、「『妙荘厳』とは、妙法の功徳もて諸根を荘厳していくことである」と。 御義口伝に云わく、「妙」とは妙法の功徳である。「諸根」とは六根のことである。この妙法の功徳をもって六根を荘厳し…

御義口伝 陀羅尼品 第五 全778頁  新1082頁

第五 「皐諦女」の事 陀羅尼品二十六に「皇諦、汝等及び眷属、まさに是の如き法師を守護すべし」と述べられているところの御義口伝である。 御義口伝に云わく、「皐諦女」は、本地は文殊菩薩である。山海いかなる処にても法華経の行者を守護するという経文で…

御義口伝 陀羅尼品 第四  全778頁  新1082頁

★今日の月々日々に★ ・・・教学が大切である。 人体でいえば「骨格」にあたる。 教学がしっかりしていれば信心は崩れない。・・・ 第四 「受持法華名者、福不可量(法華の名を受持せん者、福は量るべからず)」の事 陀羅尼品第二十六に、十羅刹女らが法華経…

御義口伝 陀羅尼品 第三 全778頁 新1081頁

第三 「鬼子母神」の事 御義口伝に云わく、「鬼」とは父をさし、「子」とは十羅刹女であり、「母」とは伽利帝母である。 逆次に次第する時(逆に下から解釈すると)、「神」とは九識にあたる。「母」とは八識(阿頼耶識)へ出ずる無明なり、「子」とは七識(…

御義口伝 陀羅尼品 第二 全777頁 新1081頁

第二 「安爾(あに)、曼爾(まに)」の事 御義口伝に云わく、「安爾」とは止であり(邪念・邪想を離れて心を一境に止住する義である)、「曼爾」とは観であり(正見・正智をもって、諸法を観照することである)。この「安爾」「曼爾」より天台大師は止観の…

御義口伝 陀羅尼品六箇の大事 第一 全777 新1081頁

陀羅尼品六箇の大事第一 「陀羅尼(だらに)」の事 御義口伝に云わく、「陀羅尼」とは、南無妙法蓮華経である。その故は、陀羅尼は諸仏の密語(秘密の言葉)である。題目の五字は、三世の諸仏の秘密の中の秘密の言葉である。 今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華…

御義口伝 普門品 第四 第五 全776頁  新1080頁

第四 二求両願(にぐりょうがん)の事 これは普門品第二十五に「もし女人あって、たとい(仮に)男を求めんと欲し、観世音菩薩を礼拝し供養せば、すなわち福徳智慧の男を生まん。たとい女を求めんと欲せば、すなわち端正有相の女の、宿(むかし)徳本を植え…

御義口伝 普門品 第三 全776頁  新1080頁

第三 「念々勿生疑(もつしょうぎ)(念々に疑いを生ずることなかれ)」の事 御義口伝に云わく、「念々」とは、一つの念は(地獄から天界までの)六凡であり、もう一つの念は(声聞より仏界にいたる)四聖である。【この文の意は、観音の功力すなわち妙法の…

御義口伝 普門品五箇の大事 第二 全775頁  新1079頁

第二 「観音妙」の事 御義口伝に云わく、「妙法」の梵語は「薩達摩」という。「薩」とは、「妙」と訳す。したがって、この「薩」の字は、観音の種子である。よって、「観音と法華とは、眼目の異名なり(名が異なっているだけで、実体は同じく南無妙法蓮華経…