2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧
90歳にもなる富木常忍の母が帷(かたびら)を御供養したのに対して、その功徳とともに、母の恩を説話を通して教えられています。 帷一領(着)受け取りました、さて、仏弟子の中・比丘(僧)が一人おられた、飢饉の世に仏がいらっしゃった時、物がなくて不自…
富木常忍はじめ門下一同に与えられたお手紙です。 法華経の行者が遭う難を示して、いかなる難に遭うとも退転することのないよう信心を励まされています。 当時は本抄にも記されているように、文永十年十二月七日に、佐渡の守護・武蔵前司宣時が大聖人を助け…
富木常忍に送られた短いお手紙です。 仕候なり (仕えておられます) 褒美に非ず実に器量者なり、 (誉めて言うのではないが、まことに器量者である。) 来年正月大進阿闍梨房と越中と之を遣わし去るべく候、 (来年の正月、大進阿闍梨房とともに越中にこれ…
本抄は文永11年5月17日、鎌倉を去って身延に入山されたその日に富木常忍にあてて出された短信です。その中に入山された身延の過酷な環境がうかがえ、またそれをありのまま記される中に、富木常忍への信頼のほどが拝せられます。 御書と通解 けかち申すばかり…
文永10年(1273年)11月3日、佐渡市野沢で著され富木常忍に与えられたお手紙です。 前の部分が欠けており、小袖のお礼を述べ、当時の飢饉や疫病の様子が記されています。 御書に通解も一緒に入れて書きました。 鵞目二貫給候い畢んぬ(受け取りました)、太…
文永9年4月10日、日蓮大聖人が51歳の時、佐渡一谷(いちのさわ)で表著され、富木常忍へ与えられた御消息です、大聖人が法華経の行者でありながら天の加護がない理由として、「一には諸天善神この悪国を去る故か、二には善神法味を味わわざる故に、威光勢力な…
本抄は佐渡に着かれた大聖人が、佐渡で最初に出されたお手紙です。別名を「願望仏国事」といいます。 短いお手紙ですが、佐渡の厳しい状況がさりげなく示され、淡々たる表現の故にかえって艱難(かんなん)のさまが思いやられます。 通解つきの御書 富木入道…
文永8年10月22日、大聖人が50歳の時、流刑地の佐渡へ向かう途中の越後国寺泊で著され、富木常忍に与えられた御消息です。 依智を立って佐渡へ向かう途中、寺泊で風待ちをしていることを述べられ、法華経や涅槃経の文を引いて一切の諸宗の者が大聖人に怨嫉し…
文永8年9月14日、相模国依智(現在の神奈川県厚木市)で著され富木常忍に与えられた。別名を越智滞在御書という。竜の口法難の直後、依智の本間邸へ移された間のことを記され、難にあってこそ成仏できるともご確信を述べられています。 短い御書ですが、竜…
今回も楽しく盛り上がった読書会でした。 次女は朝から光彩の章を読み始めて10時半からの読書会に間に合ったようでした。 始まってちょっとしてから長女が参加したと思ったら、孫の声が聞こえてきて、何言ってるのかわからないけど、一緒に参加してるつもり…
富木常忍に与えられた御消息です。 内容は富木常忍が釈迦仏を造立したことについて、その信心を喜ばれ、改元供養について指示されている。 講義より: 日蓮大聖人の仏法は下種仏法であり、脱益の釈迦像を造立することは誤りのはずである。 富木常忍の釈迦仏…
先週からリモートで新・人間革命の読後感想を話し合おうと娘二人と私で始めました。 一回目は第9巻の1章と2章の感想。長女は全部読めてなかったけど、それでも二人の話を聞けば内容がわかっていいだろうと参加しています。 今週は「光彩の章」の感想を話しま…
富木常忍に与えられた御消息です。 三世を知る者が聖人であると定義され、外道から法華経本門までの聖人を明かし、大聖人こそ末法の御本仏であることを示されています。さらに大聖人の諌言を用いず、かえって軽んじ迫害していることから、一国が総罰を受けて…