2022-05-01から1ヶ月間の記事一覧
講義録では別名を「所労書」となっており、新版御書では「大聖人の御病の事」となっております。 最後のところは、大聖人も死期が迫っていることを伝えながら、もし自分が尼御前より先に亡くなったならば、故五郎殿にお会いして母の嘆きを伝えましょうと言わ…
別名を「烏竜遺竜の事」「烏竜遺竜事」といいます。 弘安3年11月15日、身延から南条時光の母御前に送られた御消息です。 古い講義録では弘安4年となっていますが、新版御書では弘安3年になってますね。したがって聖寿も59歳と。御書全集も日蓮大聖人御書講義…
弘安元年十一月二十九日、身延から池上宗長に与えられた御消息です。宗長が銭と厚綿の小袖を御供養したことに対する御返事で、別名を「深山厳冬の事」もしくは「厳冬深山御書」といいます。 宗長の御供養の志をたたえて、特に寒さが厳しかったその年の身延の…
短い御書です。別名「時国相応御書」また「時国相応の事」といいます。 最初の芋は石の如しとあるのは、保存用に干したため石のように堅くなった里芋だからである。そのあとの形容も面白いですね。ごぼうは大牛の角のごとし、大根は大仏堂の大釘ごとし、と。…
別名を「法妙人貴事」「鶏冠書」といいます。 (340) 南条殿御返事(法妙人貴の事) 弘安4年(ʼ81)9月11日 60歳 南条時光 塩一駄・大豆一俵・とっさか一袋・酒一筒、頂きました。 上野国より御帰宅後は、いまだお会いすることがなくて、御様子を知りたいと…
別名を「法華経難信の事」といいます。 (339) 上野殿御返事(法華経難信の事) 弘安4年(ʼ81)3月18日 60歳 南条時光 蹲鴟(いも)一俵、いただきました。またこうぬし(神主)のもとにいる御乳塩(の馬)一匹、ならびに口付き一人がいる。 さては故五郎殿…
別名を「聖人御書」とも、「霊山再会の事」とも言います。 内容は尼御前が子息・五郎を亡くして、年が明けた正月に年賀の状と、故五郎の菩提を弔うための種種の御供養をたまわったことに対して、御供養を謝し、年始の言葉を述べられるとともに、故五郎の死を…
別名を「須達長者御書」と言います。 本抄の内容は、時光が自身の苦境をも顧みず、身延の大聖人のもとへ銭一貫文を御供養したことに対し、金色王、須達長者、利吨尊者の故事を引き、時光が法華経の行者である大聖人に御供養する功徳が、いかに大きいかを述べ…