御書大好き!!

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御義口伝 妙音品三箇の大事 第一  全774頁 新1077頁

第一 「妙音菩薩」の事


  御義口伝に云わく、「妙音菩薩」とは、十界の衆生のことをさす。「妙」とは、不思議。「音」とは、一切衆生の吐くところの語言音声、妙法の音声である。三世常住の妙音なのである。【過去・現在・未来にわたって常住する妙音なのである】

所用に随って諸事を弁ずるは、慈悲であり、これを菩薩という。【衆生の苦しみ、悩みに応じて、それを解決していくのが慈悲であり、これをこなしていく生命活動が菩薩である。】

また云わく、「妙音」とは、今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱えることは、末法当今の不思議の音声である。その故は、煩悩即菩提・生死即涅槃の妙音だからである。

 

<講義より>

一切の音声は一念三千の範疇に入るのであり、したがって「一切衆生の吐く所の語言音声が妙法の音声」となる。これは理の上での妙音であって、あくまでも観念の上での論議である。

別していうならば、御本尊を信じ、題目を唱えるのが真実の妙音である。一切の苦悩が題目を唱えることによって、即菩提へと転じ、幸福へと変わっていく。これ以上の不思議はない。この不思議をあらわすために、法華経には妙音菩薩と説かれているのである。

妙音菩薩の三十四身とは、所詮、創価学会の多目的な諸活動が正しいとの証拠といえよう。そこに一貫して流れるのは慈悲であり、折伏精神である。正しい仏法の素晴らしさを立証し、不幸の民衆に納得せしめて救いきっていこうとの大慈悲がなくてはならない。どんなに多目的な活動を展開しても、根本の折伏精神は永久に忘れてはならない。

南無妙法蓮華経は宇宙の大リズムの音声である。ゆえに南無妙法蓮華経と唱える時、その生命活動は大宇宙のリズムと合致して、なんらの障りもなく、あたかも波乗りを楽しむが如く幸福境涯を得ることができるのである。