第六 「一時俱作(一時にともに作す)」の事
御義口伝に云わく、「一時」とは、末法の一時なり。「俱作」とは、南無妙法蓮華経のことである。「俱」とは、「畢竟住一乗(畢竟して一乗に住す)」ことである。今、日蓮等の類いの所作には題目の五字を唱えることだ。余行を交えてはいけない。また云わく、十界の語言は、一返の題目をともに作(な)したり。これ、あに感応にあらずや(感応ではないか)。
<感想>
御義口伝講義の379頁の講義に、広宣流布達成の時には一念三千の法理によって、台風は少なく、またあったとしても被害はわずかであることも当然と言えよう。題目を根本とした一念を宇宙に感応せしめていくことが大事であるということです。
今年は台風がまだ来てなくて不思議だなと思いましたが、ある地域では線状降水帯がもたらす被害が尋常でないので、もっともっと題目をあげていかないといけないと思いました。