御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 薬王品六箇の大事 第三 第四 全773 新1076

第三 「離一切苦・一切病痛、能解一切生死之縛(一切の苦・一切の病痛を離れ、能く一切の生死の縛を解く)」の事


  御義口伝に云わく、法華の心は煩悩即菩提・生死即涅槃である。「離」「解」の二字は、この法華の心に背くものである。したがって観心の仏法では「離」の字を「明らむ」とよむのである。

本門寿量の慧眼開けて見れば、本来本有(もともと生命にある)の病痛・苦悩であると明らかにみることができる。よって、これは自受用報身の智慧である。

「解」とは、我らが生死は今始まりたる生死ではない。【無始の昔より無数に繰り返してきた、生命にもともとそなわっている】本来本有の生死である。始成正覚の迷いの縛が解けると読むのである。

「離」「解」の二字は【煩悩即菩提、生死即涅槃と正しく明らめ、始覚の縛を解いていく根本は】南無妙法蓮華経である。

 


第四 「火不能焼、水不能漂(火も焼くこと能わず、水も漂わすこと能わず)」の事


  御義口伝に云わく、火も焼くこと能わずの「火」とは、阿鼻の炎である。水も漂わすこと能わずの「水」とは、紅蓮の氷である。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、阿鼻の炎も、紅蓮の氷もこの人を苦しめることはできないのである。すなわち地獄に落ちることはないのである。