第九 「毒気深入、失本心故(毒気は深く入って、本心を失えるが故に)」の事
御義口伝に云わく、「毒気深入」とは、権教の謗法の執情深く入りたる者なり。
これによって法華の大良薬を信受せざるなり。服せしむといえども吐き出だすは、「而謂不美(しかも美からずと謂う)」とて、むまからずと云う者なり。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、「而謂不美」の者にあらざるなり。
<講義より>
ここは有名な一節なのでわかっておられる人も多いと思う。
折伏しても聞かない人は毒気深入失本心故だと昔からよく言われました。
邪宗の害毒が生命の奥深く入って、正しい教えが信じられなくなっていると。
大良薬を与えようとしても、おいしくないと吐き出してしまうことと同じだと言われている。
私たち大聖人門下は美味しいと言って大良薬を飲む者であると。