寿量品の長行にある御文だと思います。聞いたことあるけどって感じですよね。昔は寿量品の長行も読んでましたからね。
第七 「或失本心、或不失者(あるいは本心を失えるもの、あるいは失わざる者あり)」の事
御義口伝に云わく、「失本心」(本心を失う)とは、謗法なり。「本心」とは、下種なり。「不失」(失わない)とは、法華経の行者なり。「失」とは、本有る物を失うことなり(もともとあった本源のものを失うこと、つまり南無妙法蓮華経を失うことである)。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、本心を失わざるなり云々。
<講義より>
本心とは所詮南無妙法蓮華経のことである。妙法こそ我が生命の至宝であり、信心なき者はいたづらにこれを捨て去ってしまっているのである。
本心とは信心した我々にとっては広宣流布、王仏法冥合を実現していく本来の心であり、使命である。身は信心したように見えても、その本心を失えば大聖人の弟子ではない。
いずこにあっても、いかなる時も我らはこの本心を失ってはいけない。社会のどんな舞台で活躍しようが、つねに御本尊に祈り、経文通り行学に励むことが大事である。
一生涯、妙法の本心を貫く人こそ本当の師弟であるといえる。