御書大好き!!

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御義口伝 法師功徳品 第四 全763 新1063

第四 「是人持此経 安住希有地(この人はこの経を持ち、希有の地に安住す)」の事


  御義口伝に云わく、「是人」とは、日本国の一切衆生の中には法華の行者のことである(すなわち日蓮大聖人のことである)。「希有地(けうじ)」とは、寿量品の事・理の顕本を指すのである。これをまた分別品には「仏説希有法(仏は希有の法を説きたもう)」と説かれている。

再往、別していえば南無妙法蓮華経である。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者の「希有地」とは、末法弘通の明鏡たる御本尊のことである。

総じては、この品の六根清浄の功徳は、五十二位で言えば、十信であり、六即で言えば相似即である。

対告衆の「常精進菩薩」は十信の第三信(すなわち精進心である)といえる。しかりといえども、末法においては法華経の行者を指して「常精進菩薩」と確信すべきである。この経の持者は、「是則精進(これは則ち精進なり)」の故である。

 

<講義より>

この信心を根本とした活動であれば、生活それ自体に充実感が生まれ、悪いことがふりかかったとしても、必ず変毒為薬していけるのである。

五濁悪世であるから、嫌なことや苦しいこともあるのは当然である。だが、常に御本尊を安住の地であると心得て、そこに戻っていくことを忘れなければ、安住しきった、清らかで力強い人生街道を歩むことが出来るのである。