1277年6月 四条金吾が江馬氏からの下し文に対して、大聖人に報告したところ、大聖人が自ら筆を執って金吾の冤罪を訴えられた書状である。
京都から来た竜象房が偉そうな態度で聴衆をたぼらかし、でたらめな説法をしていたので、大聖人門下の三位房が完膚なきまでに破折をした、居合わせた聴衆は三位房に説法を請うたほどであった。金吾(頼基)は聴衆の一人として参加していただけであったが、武装の徒を率いて狼藉を働いたとの下し文を出される。
大聖人は明らかに身に覚えのない捏造であるから讒人達を召し合わせて真相の糾明をするよう請われている。
この御書の講義に関しては100頁。御書は10頁。
この講義を5月7日に読了。講義23巻読み終わった~
大聖人ほんまにすごい!と思った。金吾が江馬家を去ってしまうならば、主君はたちまち無間地獄に落ちてしまうであろうと断言しているところがすごい。
この原理は時代は変わってもあらゆる大聖人門下の胸中に秘めて伝えられなければならない大精神である。すなわち民衆を、社会を苦悩のどん底に落とさせないための重要な支えとして、自分はこの社会にいるのだという自覚と、それを裏付ける社会での実践がなければならない。と講義されている。
日蓮大聖人一人がこのことを知っている
(日蓮聖人一人此の事を知し食せり)・・・(しろしめせり)
人生・社会の幸・不幸の根本原因を覚られ、末法で御本尊を顕されたのが大聖人だけであると、言い切っていかなくてはならない。真言・念仏・禅などの邪宗の破折もきちんとできて、法華経の何がすごいのかをよくわかって説明できるように学んでいきたい。