御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

実相寺御書 1453頁 57歳御作

1278年(建治4年)正月16日、大聖人が57歳のとき、身延で著され駿河国富士郡岩本の実相寺の住職・豊前房に与えられた。豊前房は日興上人によって門下になったようです。

講義を読むと背景がよくわかっていいと思います。

大体の内容は:「実相寺の住職の尾張阿闍梨が法華玄義の文を曲解して大聖人の折伏を経釈に背くものであると非難している」との豊前房の知らせに対して、その誤りを指摘して正しい釈義を示して破折しています。講義の前半は割愛します。

講義の第三章  「大白法の前には邪法は自滅」の範囲を現代文に所々直して引用します。(1453頁16行~1454頁終)

四十九院等の事、彼の別当等は無智の者であるから、日蓮に向つて之を恐れ、小田一房等は怨を為すであろうか。いよいよ彼等が邪法が滅びる可き先兆である。「根あらわれると枝が枯れ、源がつきれば流れが尽きると云う。本文虚しからざるか、弘法・慈覚・智証・三大師の法華経誹謗の大罪が四百余年の間隠れていたが、根露(あらわ)れ枝枯る、今日蓮之を糾明せり、拘留(くる)外道が石と為つて数百年、陳那菩薩に責められて。石が即ち水となった。尼犍が立てし塔は馬鳴が之を崩している。、臥(ね)ている師子に手を触れると瞋りを為すというのは、是なり(今の日蓮と彼等との関係と同じである)。

長い間地中に隠されていた根が露出した以上、枝が枯れるのは必然であり、彼らが日蓮大聖人一門に向かって誹謗しているのは寝ている師子に手を触れて怒らせてわが身を滅ぼすのと同じように、いよいよ滅亡しようとしているのであると、断言されて本抄を結ばれています。

御書の本文はしっかり読まないとわかりにくいかもしれません。現代文で読まないと、私なんかは拒絶反応が起こりそうです。

でもすっきり理解できると爽やかな気持ちになります。邪宗というものがどれだけ悪いものか大聖人は手紙に書かれないことはないくらいです。もうこれくらいでいいだろうということはなさそうです。