御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

善無畏三蔵抄 881頁 49歳御作

今年、令和2年正月元旦から4日まで拝読した御書です。

もう6月22日で、今更ですが、目標は2年間で御書講義の本を全部読むと年頭に決意しました。

昨年は御義口伝の講義の本を毎日6頁以上読み、11月24日に上下巻読み切りました。

来年末までに御書全編を通解と講義を読み終わったら、その次は池田先生の対談集を全部読みたいと思っています。うちの家、結構先生の本の積読が多いので、読まないともったいないですから。

善無畏三蔵抄ですが、そのまま御書を拝読するとわかりにくいし、メインは破折中心の法門が多い御書です。善無畏という詐欺師のような僧が天台大師の法華経の深理を読み、盗み取って大日経に入れたんですね。

面白かったのはある人に対して、阿弥陀仏を5体作ったから5回地獄に堕ちますよと言われてるところ。889頁8行目

6か月前に拝読したけど、もう全体的なことは忘れています。

一番最後の段落で、

仮令(たとい)強言であっても人をたすければ実語・輭語、たとえ輭語なれども人を損ずるは妄語・強言なり、当世学匠等の法門は輭語・実語と人々は思っているが、皆強言・妄語である。

 

譬えば栴檀は伊蘭より生じ、蓮華は泥より出でたり、しかるに念仏は無間地獄に堕ちると言えば、当世牛馬のような智者たちが日蓮の法門をかりそめにもそしるのは、糞(やせ)犬が師子王を吠え、癡猿(こざる)が帝釈を笑うのに似ている。

結構法門に関わる大事なことも多くて難しい御書だと思います。

御書の下巻の一つ目なので、下巻を最初から順に読もうとしたら善無畏三蔵抄から読むことになりますが、お手紙としてはハードル高い御書です。対告衆が義浄房・浄顕房なのでしかたないかな。別名「師恩報酬抄」(旧師である道善房の法華経・釈迦仏への信心が持続しますます強盛になるよう願われて本抄を著されたから。)