御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

権実違目 大学三郎殿御書 1203頁 54歳御作

建治元年(1275年)7月2日、大聖人が54歳のとき、身延で著され鎌倉の大学三郎に与えられた御消息です。

初めに外道・小乗・法相・華厳・真言の各宗が十界のいずれまでを明かしているかを示され、華厳・真言の二宗は十界を立てているが、ともに天台大師の法理を盗んだものであると指摘しています。さらに法華経以外の大乗教は小乗教に比べて勝れているにすぎず、法華経のみが一切の経典に対して勝れていることを明かし、天台大師以後の諸師が天台の教説を盗んだ上に己義を加えて自宗の依教が法華経より勝れているとする邪義を立てたことを述べています。

また、弘法大師が中国の真言宗の邪義を受け継ぎ、それに輪をかけた邪義を立てて流布したため、伝教大師の後継者たる慈覚までがその邪義にたぶらかされて、善無畏の邪義に動じたことを指摘されています。日本国中の仏教を誤らせた邪義を、日蓮大聖人が真っ向から破折されたが、容易に用いられないことをあげて、大聖人を非難している当世の学者こそ大逆罪のものであり、大聖人こそ仏法の受戒者であることを強調されています。

以上「日蓮大聖人の御書を読む」から大要を引用しました。

 大学三郎の奥さんへの手紙が月水御書でしたが、比企大学三郎という人は賢い人であったと思うのですが、難しい内容の御書ではないかと思います。最近時間短縮して早く御書全編読みたいと思うこともあり、御書の本文はちょっと置いといて通解と講義を読み進めています。この御書に関しては、私の御書を開いたときに線が引いてあるところがなかったので、あまり有名な一節はなさそうかな。

真言宗や浄土宗などに縁のある人を折伏するときに使える話だなと思いました。