御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

四種祈祷御書 道妙禅門御書 1242頁 55歳御作

道妙禅門御書

 道妙禅門御書 建治二年八月 五十五歳御作

 御親父祈禱の事承り候間、仏前にて祈念申すべく候。祈禱に於ては顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の祈禱有りと雖も、只肝要は此の経の信心を致し給い候はば、現当の所願満足有る可く候。法華第三に云く「魔及び魔民有りと雖も皆仏法を護る」第七に云く「病即消滅して不老不死ならん」との金言之を疑う可からず、妙一尼御前当山参詣有り難く候、巻物一巻之を進(まい)らせ候。披見(ひけん)有るべく候。南無妙法蓮華経
 建治二年丙子八月十日 日 蓮 花押
 道妙禅門

[祈禱に於ては顕祈顕応・顕祈冥応・冥祈冥応・冥祈顕応の祈禱有りと雖も、只肝要は此の経の信心を致し給い候はば、現当の所願満足有る可く候。]

祈りも事柄の性質やそれぞれの宿命の軽重等によって様々なケースに分かれるが、究極は御本尊への信心を貫き通すことが肝要である。どのような問題が起こったにせよ、どのような宿命を持っているにせよ、根源的解決はこの御本尊によるしかない。この御本尊によれば必ず解決するとの強い強い信が大事である。その強い祈りのあるところに宿命は転換し、現在のみの満足ではなく未来永遠にわたる諸願満足の人生を確立することができるのである。

[病即消滅して不老不死ならん]

不老不死とは文字通りの意味ではもとよりない。およそ生きているもので、老いないものはないし、死なないものもない。これは当然のことである。不老とは常に若々しい生命力を持ちながら活躍し、人生を、遊楽していくことであり、不死とは永遠の生命を自覚して、大福運を積んでいくことを表した言葉である。薬王菩薩本事品の文である

                          (以上御書講義より抜粋)