御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

五綱抄 曾谷入道殿許御書 1026頁 54歳御作

文永12年(1275年)3月10日、日蓮大聖人が54歳の時に身延で著され、曾屋教信と大田乗明の二人にあてられた御消息です。別名を五綱抄ともいい、重要な教義が漢文体で記されています。

初めに教・機・時・国の違いによって弘めるべき法が異なることを明かし、次に正法・像法・末法の三時にわたって、教法が流布した次第を詳しく述べて、法華経を受持する功徳と、誹謗した場合の罰が明かされています。

そして、「この大法を弘通せしむるの法には必ず一代の聖教を安置し八宗の章疏(しょうしょ)を習学すべし」と述べ、大聖人が所持していた聖教が、度々の受難によって散失したため、補充し、整理するため、二人の領内や、近辺の寺々などから集めて身延へ送るようにと依頼されています。

最後に二人が大聖人の門下として、経文の如く実践するなら、仏の金言に偽りがない証拠をつかむことができるだろうと励まされています。

 

御書は14頁にわたってあります。

なかなか通解と講義を読みながらここに載せるのは大変なので、今回は省きます。

講義は21章(286頁)もあります。漢文体で書かれていたものなので、読み下し文でも結構漢字が多いです。英語に翻訳されてる英語の方がわかりやすいかな?英訳もきっと仏法用語が難しくて苦労されたのではないでしょうか。

難しい法門の御書というのは、今の時代、折伏でも使うことがあまりないので(ほとんどない、か、全然ないかな)、こういうのを勉強するよりは、「新・人間革命」を読んだ方が折伏のモチベーションはあがると思います。でも、難しい教学はそれなりに意味があるので、一応この御書も拝読しおわったら、感想を書きたいと思います。

 

御書を学んでどうするのか?自分のためでもあるし、人のためでもあるし、誰かに話してあげたくなる話を読むのはいいですね。

これ読んで何になるんやろ、と思いながら読むこともあり、何らかの功徳になると思って読んではいるのですが、66歳にもなると、死ぬまでに読みたい本がいっぱいあるので、ほんとに難しい御書は後回しにしてもいいかな、と思ったりしています。