御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

釈迦御所領御書 全1297頁 新2139頁

本文がちょっと違うようなので、講義録のある御書全集から載せてます。

 釈迦御所領御書

 「是れ我が有なり(三界は我が所有するところのものである)。其の中の衆生は悉く是れ吾子なり」等云云、この文のごとくならば・この三界は皆釈迦如来の御所領である。寿量品に云く「我常に此の娑婆世界に在り」等云云、この文のようであるならば、過去五百塵点劫以来この娑婆世界は釈迦如来が自由にされた国土である。その上仏の滅後一百年に阿育大王という王がおられ、この南閻浮提を三度まで僧に付属された。また、この南閻浮提の内の大日本国においては中国の南岳大師がこの国の上宮太子と生れて、この国の王となられた。それゆえ聖徳太子以後の諸王は皆南岳大師の末葉(子孫)である。桓武天王以下の諸王は、また山王。

 

 

(417)

釈迦御所領御書 

 王これをもちいず。仏、地神・天神を証人として論じかたせ給いたりき。されば、この世界は我らが本師・釈迦如来の御所領なり。されば、四衆ともに仏弟子なれども、優婆塞・優婆夷は仏弟子なれども外道にもにたり。比丘・比丘尼は仏の真子なり。されば、大悲経には、大梵天・第六天・帝釈・四大天王・人王等を一々にめして、三千大千世界を次第にゆずり給いて云わく、この世界を領知して我が真子・比丘比丘尼を供養すべき由をとき給いき。その時、梵天・帝釈等、仰いで仰せに随いにき。
 また、正直捨方便の法華経の譬喩品に云わく「今この三界は、皆これ我が有なり。その中の衆生は、ことごとくこれ吾が子なり」等云々。この文のごとくならば、この三界は皆、釈迦如来の御所領なり。寿量品に云わく「我は常にこの娑婆世界に在り」等云々。この文のごとくならば、乃往過去五百塵点劫よりこのかた、この娑婆世界は釈迦如来の御進退の国土なり。その上、仏滅後一百年に阿育大王と申す王おわしき。この南閻浮提を三度まで僧に付嘱し給いき。またこの南閻浮提の内の大日本国をば、尸那国の南岳大師、この国の上宮太子と生まれて、この国の主となり給いき。しかれば、聖徳太子已後の諸王は皆、南岳大師の末葉なり。桓武天皇已下の諸王は、また山王。

(青字の所が全集とほぼ同じです。黒字のところが新版御書で追加されています)