御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 寿量品 第二十七 全760頁 新1059頁

第二十七 無作の三身の事 種子・尊形・三摩耶


  御義口伝に云わく、尊形とは、十界本有の形像なり。三摩耶とは、十界の所持の物なり。種子とは、信の一字なり。いわゆる南無妙法蓮華経改めざるを云うなり。三摩耶とは、合掌なり。秘すべし、秘すべし云々。

 

今回は通解をまとめて書きます。

<通解>

無作三身とはどういうことかを説くにあたり、その仏になる種子、その尊形、三摩耶について、

御義口伝にいわく、尊形とは、何も特別な仏の姿ではなく、十界の生命に本来そなわった姿、形、そのままが尊形なのである。三摩耶とは仏とか菩薩が持っている特別なものではなく、十界の生命に本然的に具わっているものである。種子とは信の一字である。この無作三身の仏になる種子、尊形、三摩耶というのは、すべて南無妙法蓮華経そのままをいうのである。

また、三摩耶とは合掌を意味する。これはまことに重大であり、秘すべきである。

 

<講義より>

合掌とは必ずしも形式ではなく、己心の合掌であり、真実に人々の幸福を願う心、これもまた合掌である。全人類をも救済せんとされる大聖人の大精神、これこそ真実の合掌であり、尊厳極まりなき最高の三摩耶であると拝する。

 

<感想です~>

邪宗、他宗とも、このことが全くわかってない。三十二相八十種好をそなえた釈迦が唯一の仏だと思って祀り上げている。私たちの生命に仏の命があるとはだれも知らない。仏と衆生が、本来は同じ仏であるとは信じられないでしょうね。

仏を観に行くための拝観料はいらんのです。自分の中に仏界の命はあるから、合掌して南無妙法蓮華経を唱えれば自分の中の仏の命が出てきます。清く力強く、慈悲心満載の仏の命。譬えられないくらい、すごい力が自分の中にすでにあるのです。皆出し方知らんからわざわざ神社や仏閣に行って聞こうとするのかな。近くにいる学会員に聞いたらわかるのに。

 

聖愚問答抄には、成仏についてこう説かれています。

上は非想の雲の上・下は那落の炎の底まで、所有一切衆生の備うる所の仏性を妙法蓮華経とは名くるなり、されば一遍此の首題を唱へ奉れば一切衆生の仏性が皆よばれてここに集まる時、我が身の法性の法報応の三身ともに・ひかれて顕れ出ずる、是を成仏とは申すなり、例せば籠の内にある鳥の鳴く時・空を飛ぶ衆鳥の同時に集まる。是を見て籠の内の鳥も出でんとするが如し。

 

もし、旦那さんかお嫁さん、どちらかがすごく題目あげる人やったら、そばにいる相方もその題目に引かれて仏性が出てきてるかもしれない。

自分ではあげてなくても、楽な成仏の方法やな~って思ってしまいましたが、どうでしょうか。ありうるよね。きっと。