御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 分別功徳品三箇の大事 第一 全760頁 新1060頁

寿量品が終わりましたので、これからは初耳が多い経本になりますね。

 

分別功徳品三箇の大事 


第一 「其有衆生、聞仏寿命長遠如是、乃至能生一念信解、所得功徳、無有限量(それ衆生有って、仏の寿命の長遠なることかくのごとくなるを聞き、乃至能く一念の信解を生ぜば、得るところの功徳は、限量有ることなけん)」の事


  御義口伝に云わく、「一念信解」の「信」の一字は、一切の智慧を受得するところの因種(=原因であり種子である)なり。「信」の一字は、名字即の位なり。よって、「信」の一字は、最後品の無明(=元品の無明)を切る利剣である。「信」の一字は、(内証の)寿量品の理顕本を信ずる、すなわち御本尊こそ宇宙の根本法則であり、幸福の根本であると信ずるのであり、「解」とは、事顕本を解する、すなわち、御本尊を信ずることによって現実に我が身の上に智慧を顕現し、幸福生活をしきっていくことを言うのである。

この事・理の顕本を一念に信解するのである。「一念」とは、無作本有の一念である。一念とは無作本有の信解する人の功徳は、測り知れないものである。

「信」のところに「解」があり、「解」のところに「信」がある。しかしながら、「信」をもって解も生じ、成仏を決定するのである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者、これにあたるのである。

 

ここのところ講義が長いので載せるべきか、悩むなあ。少しだけ写します。

分別功徳品第十七は、随喜功徳品第十八、法師功徳品第十九と共に、寿量品を信受し、あるいは弘通する者の功徳が説かれている。この品には四信五品が説かれ、なかんずく一念信解の功徳の大切なることが明かされている。

一念信解とは、今日、受持即観心と読むべきであり、御本尊を信じ、唱題し、それによって偉大なる仏智を顕現し、自身の生命も、また、生活も幸福に輝きわたることをいうのである。