御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

光日尼御返事 934頁  新1264頁

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光日尼御返事

 弘安3年(ʼ80)9月19日 59歳 光日尼

 なきなをながさせ給うにや。三つのつな(=三従)は今生に切れぬ。五つのさわりはすでには(晴)れぬらん。心の月くもりなく、身のあかきえはてぬ。即身の仏なり。とうとし、とうとし。くわしく申すべく候えども、あまりふみおおくかき候ときにかきたりて候ぞ。恐々謹言。

【詳しく書いてあげたいけれど、あまりに文・手紙など多く書いたので、今回はやめとくねってことでしょうね】
  九月十九日    日蓮 花押
 光日尼ごぜん御返事

 

<講義>

本抄は大聖人が弥四郎なきあとの光日尼のけなげな信心をめでられ、三従、五障をはなれて、即身成仏できると記別を与えられた御抄であり、真実の女性の幸福を的確に明かされた御書である。光日尼は夫に先立たれ、頼みの綱とした子の弥四郎を文永十一年に亡くしたのである。だがこうした苦しみにめげず、唯ひたすら妙法を求め抜いたのである。