御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 宝塔品二十箇の大事 第一宝塔の事 新1031頁

現代語に変えたり、説明したり、読みやすいようにしておきます。

第一 「宝塔」の事

(ここは「見宝塔」という題名の説明です。)
  文句の八に云わく「前仏(多宝仏のこと)はすでに存在し、今仏(釈迦仏)も並び座す。当仏(未来の仏)もまたそうである」。
  御義口伝にはこのように仰せである。「宝」とは、五陰(色受想行識)である。「塔」とは、和合である。五陰が和合した姿をもって「宝塔」というのである。この五陰和合とは、妙法の五字であると見る、これを「見」とはいうのである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、我が身即妙法五字の当体であると信ずるのは「見宝塔」である。


第二 「有七宝(七宝有り)」の事

見宝塔品第十一の最初に「その時に仏前に七宝の塔あり」と述べられている。ここのところの御義口伝です。
  御義口伝には、「七宝」とは、聞・信・戒・定・進・捨・慙のことで七聖財とも言われる。また、頭上の七穴、つまり二つの目、二つの耳、二つの鼻、一つの口のことをいうのである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、「有七宝(七宝を有する)」の行者である。

 

<講義より>

七宝とは頭上の七穴であると言われている。目、耳、鼻、口の七つの穴が環境や、社会に対する一切のアンテナとなり、生活に色々の現証を具現することになるから、七つの宝となるのである。

 

第三 「四面皆出(しめんかいすい=四面に皆出だす)」の事

宝塔品には、宝塔の説明として、「四面に皆、多摩羅跋栴檀の香を出して、世界に充満せり」とある。
  文句の八に云わく「『四面出香(四面に香を出だす)』とは、四諦の道風、四徳の香を吹くなり」。
  御義口伝に云わく、「四面」とは、生老病死をさしている。四相をもって我らが一身の塔を荘厳するなり(われらの生命の実体である)。我らが生老病死に南無妙法蓮華経と唱え奉るは、しかしながら「四徳の香を吹く」ことになる。「南無」とは(帰命であり、御本尊に命をささげることであって、最高の)楽波羅蜜である。「妙法」とは(大宇宙それ自体である。したがって)我波羅蜜である。「蓮華」とは「如蓮華在水」といわれるように「清浄」ということをあらわすのであるから、浄波羅蜜である。「三世定恒なるを経という」のであるから、「経」とは常波羅蜜となるのである。

 

理論でいくらわかったと思っても題目をあげぬいていかないと生命が仏と一体になるという実感はないでしょうね。題目ほど難しいものはないと私は思いますけど。

子供のように無心に唱えるのがよろしいかと思います。大人は邪念が多いんです。邪念・邪義を捨てて、必死で祈れば叶います。