御書大好き!!

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御義口伝 提婆達多品八箇の大事 第五  新1038

第五 「我於海中唯常宣説妙法華経(我は海中において、ただ常に妙法華経のみを宣説す)」の事


  御義口伝に云わく、「我」とは、文殊文殊師利菩薩のこと)である。「海」とは、生死の海のことである(生死の苦しみの海であり、九界で説いたことになる)。「唯」とは、「唯有一乗法(ただ一乗の法のみ有り)」(法華経のみということ)である。「常」とは、「常住此説法(常にここに住して法を説く)=(娑婆世界に住して説く)」ということだ。「妙法蓮華経」とは、法界の言語音声である(宇宙の森羅万象の言語音声が、すべて妙法蓮華経の働きであることをさすのである)。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るのがこれである。生死の海即ち真如の大海(生死の苦しみの海が、即、悟りの海、仏界となるということ)である。「我」とは、法界の(宇宙の)智慧であり、(智慧第一の)文殊がそれをあらわしている。

 

<感想>

文殊師利のいわく「我は海中において、ただ常に妙法華経のみを宣説す」と提婆品にあるところの御義口伝になります。文殊というのは智慧第一の菩薩。その菩薩が常に海中にいて妙法華経宣説す、弘教すると。智慧というのはいろんな智慧があって、私たちはよく御仏智といいますが、世間には邪智、悪智慧、浅智慧など、不幸を招く智慧も多い。戦争を起こして沢山の人を殺すにはどうするか、なーんて考えてるどこかの国の輩の智慧は地獄の智慧になります。天地雲泥の差がある。人々を幸せに導く仏の智慧を出していかなければなりません。