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御義口伝 陀羅尼品六箇の大事 第一 全777 新1081頁

陀羅尼品六箇の大事
第一 「陀羅尼(だらに)」の事


  御義口伝に云わく、「陀羅尼」とは、南無妙法蓮華経である。その故は、陀羅尼は諸仏の密語(秘密の言葉)である。題目の五字は、三世の諸仏の秘密の中の秘密の言葉である。

今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱えるのは、「陀羅尼」を弘通することになる。「悪を捨て善を持つ」の故である。(陀羅尼とは善法を持して悪法を遮る、捨てるという意味があり、南無妙法蓮華経と唱え折伏していくのは、この陀羅尼の意義を、事実の上で弘めていることになるからである。

 

<講義より>

陀羅尼とは普通呪文と訳す。本来は法華経から出た言葉である。真の陀羅尼、呪文とは、仏のみの知る言葉で一宇の中に無量の義が含まれ、それを唱えることによって、不幸を遮(しゃ)して幸福にしていくという力があるものである。そのような陀羅尼の究極の言葉、三世の仏の秘密の中の秘密の語が南無妙法蓮華経なのである。

南無妙法蓮華経を唱えることによって、何も意味はわからなくても、自然のうちに護られて幸福境涯になっていくのである。