御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

輪陀王御書  曾谷殿御返事 1059頁  58歳御作

曾谷教信の長子・四郎左衛門直秀(入道して道宗または道崇)に与えられた御消息。

 

諸天善神は題目を唱える声を食として威光勢力を増すことを輪陀王と白馬・白鳥の説話によって示されている。

今、正に新型コロナウイルスが世界中に広まっているとき、疫病の流行は衆生の愚癡(仏法への無知)によって起こるとあった。各国の首相、総理大臣、国の長として国民を守る立場にありながら正しい判断ができない人が、その国だけでなく他国の国民をも苦しめる結果となっている。何十万人という考えられないくらい多数の犠牲者を出した。命よりも経済が大事というブラジルの大統領には驚かされる。自分が新型コロナに感染してみたらどうや。とにかく一番に生命を守ることを考えて対処すべきであろう。感染者の生命も経済的に危機だと思う人たちの生命も、どちらも大事なんだ。あらゆる命を守れるよう為政者はすべてに手を尽くすべきだと思う。

政治家よりも民間の企業や庶民のボランティアのほうが素早く手を尽くしていると思う。

 この御書の最後に、沢山のお金をご供養してもらったので、今年は百余人を山中で養うことができ、昼夜24時間にわたって法華経を読誦したり講義したりするほど盛況であると感謝されている。

 

もっと大事なこと、まだ書き切れてないので、また更新できればと思っている。

 

続きです:

ここを読んだ時、詩的なかっこいい文章だなと感動したので、書き留めておきます。講義の47頁

法華経は諸経に勝れており、一切衆生のために用いるべき経であるというのはどういう理由からであるかと言えば、例えば草木は大地を母とし、虚空を父とし、甘雨を食とし、風を魂とし、日月を乳母(めのと)として生長し、花を咲かせ、実をつけるように、一切衆生法華経の諸法実相を大地とし、無相の極理を虚空とし、一仏乗を甘雨とし、已今当説最第一の言葉を大風とし、定慧力荘厳を日月として、妙覚の功徳を生長し、大慈大悲の華を咲かせ、安楽の仏果の木の菓(このみ)を実らせて、その力をもって一切衆生を養っていくのである。
一切衆生はまた物を食することによって生命を保つものである。その衆生の食するものには様々ある。土を食し、水を食し、火を食し、風を食する生き物もある。求羅(ぐら)という虫は風を食し、うぐろもちという虫は土を食す。人の皮肉、骨髄などを食する鬼神もあり、糞尿などを食する鬼神もある。寿命を食する鬼神や声を食する鬼神もあり、石を食する魚、鉄を食する獏という生き物もいる。地神、天神、竜神、日月、帝釈、大梵天王、二乗、菩薩、仏は仏法の法味をなめて身とし、魂とされるのである。

講義46頁のところから第7章、「日本の仏教流布の初めを述ぶ」
ここで仏教伝来のころの話が詳しく書かれていて興味深い。昔学校で習ったはず、懐かしい名前が出てくる。聖徳太子、物部の守屋など。内容は興味津々おもしろかったけど割愛します。ちょっと長いので。
またこのあとの章では最澄空海の話も出てくる。
最澄の弟子たちが天台宗真言密教を取り入れて、法華経をだめにしてしまったことなど、詳しく書かれている。
これ全部ちゃんと学校で教えてくれてたらいいのに、名前は覚えてるけど、何がいいとか悪いとか、学会員の教師でなければ言えないでしょうが、善悪をはっきりせんまま終わったのが悔しいとこです。とりあえず、法華経だけが正しいと授業でいうたらあかんのんかい!?と思いましたね。