御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

八日御書 四条金吾殿御返事 1198頁 61歳御作

講義:
日蓮大聖人が入滅される年の正月にしたためられた御手紙で、宛名は「人人御返事」となっている、おそらく鎌倉在住の信者の人達が1月8日に集まって、正月の祝いをする旨を四条金吾が大聖人に申し上げたのであろう。これは四条金吾の正月のご供養に対する礼状であるとともに、その集まりに対するメッセージのような性格を持っていたのかもしれない。
たまたま今日は10月8日なので、この御書を書いておこうと思いました。

 

通解:
満月のようなお供え餅二十、甘露のような清酒一筒いただきました。
春のはじめの御悦びは、月が満ちるごとく、潮がさすごとく、草木が茂るごとく、雨が降るごとくめでたいものであると考えていきなさい。
そもそも八日は、人々にとって御父である釈迦仏がご誕生された日である。その四月八日には三十二の不思議な現象があった。一には一切の草木に花が咲き、果実がなった。二には、大地から一切の宝が湧き出た。三には一切の田畑に雨が降らないで自然に水が湧き、四には夜が昼のごとく明るくなり、五には三千世界どこにも嘆きの声はなかった。そのほかいずれも、このような吉瑞の相ばかりであった。それ以来今日に至るまでに二千二百三十余年の間、吉事には八日が使われたのである。
ところが今の日本国の人々は皆釈迦仏を捨てているのに、あなた方はどういう過去の善根によって、法華経と釈迦仏とを信仰され、皆が集まって八日を供養されるばかりでなく、山中にいる日蓮にまで香華を供養されたのであろうか。まことに尊いことである。恐恐
正月七日                                     日蓮花押
人人御返事

 

感想:日蓮大聖人こそ末法の御本仏なので、日蓮大聖人のお誕生日を祝うのが弟子としてあるべき姿なのですが・・・・日蓮大聖人は自分の誕生日を「祝え」とも、「祝ってよ」とも言われてない。人々にとって御父である釈迦仏と言われていますが、本当の父は日蓮大聖人であると開目抄にも書かれてある通りなので、この御書は誤解のないよう読まないといけませんね。