転子病御書ともいう。転子病というのは親から子へ遺伝する病気を指す。
文永11年9月17日、日蓮大聖人が53歳のとき身延で著され、鎌倉の北条弥源太に与えられた御消息です。北条弥源太入道が病気平癒の報告をしたことに対するご返事です。
今は法華経知っているという人が多く、法華経の行者も多いが、その源は弘法、慈覚、智証の三大師の流れを引いた、法華経第三、又は法華経第二という誤った考え方であり、あくまでも法華経第一と釈尊が説いた通りに正しく理解し、信ずべきことを教えられています。
(感想)
例えに転子病(遺伝する病)が出てくる御書は珍しいなと思いました。誤った法華経の読み方がそのまま弟子に伝えられていくことを例えられています。