御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

弥源太入道殿御消息 1229頁 57歳御作

別名は「建長寺道隆事」弥源太が道隆の死亡を報告したことに対するご返事。

道隆の骨が舎利になったと言いふらしていたことに対して、釈尊在世の苦得外道等の例を引いて同様であると指摘され、道隆の邪義と生前の振る舞いより見て、道隆の骨が舎利になったかどうかが推し量れると言われている。信用できなければ道隆の骨を砕いてみればはっきりするという。

(感想)道隆というのは臨済宗の僧です。舎利というのは仏の遺骨を指すので、道隆の骨が仏の骨でなければたたくと砕けると言われています。仏の骨は火に焼けず、水にも濡れず、金剛の金鎚で打っても砕けないと言われています。

「根露(あらわ)れぬれば枝枯れ、源(みなもと)渇(かわ)けば流(ながれ)尽くると申すことあり」と言われています。どんなうわさも結局悪いことは露見するということです。