御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 法師品十六箇の大事 第一~第三 新版1026頁

法師品十六箇の大事
第一 「法師」の事 


  御義口伝に云わく、「法」とは、諸法(あらゆる現象)である。「師」とは、諸法直ちに師と成るのだ。森羅三千の諸法が直(ただ)ちに師となり、弟子となるべきなのである。

今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、法師の中の大法師である。諸法は実相の開覚が顕れて見れば、地獄の灯燃猛火(とうねんみょうか)から仏果に至るまで、ことごとく具足して一念三千の法師なのである。また云わく、法師の「法」とは題目(南無妙法蓮華経)、「師」とは日蓮等のことであり、人法一箇を表しているのである。

 


第二 「成就大願、愍衆生故、生於悪世、広演此経(大願を成就して、衆生を愍れむが故に、悪世に生まれて、広くこの経を演ぶ)」の事


  御義口伝に云わく、「大願」とは、法華弘通のことである。「愍衆生故(衆生をあわれむがゆえに)」とは、(衆生とは)日本国の一切衆生のことである。「生於悪世(悪世に生まれて)」の人とは、日蓮等の類いのことである。「広」とは、南閻浮提(世界全体)のことである。「此経」とは、(南無妙法蓮華経の)題目のことである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るものこそ、この法師品の文証に当たるのである。

 


第三 「如来所遣、行如来事(如来に遣わされて、如来の事を行ず)」の事


  御義口伝に云わく、法華の行者は如来の使いに来れり。「如来」とは釈迦、「如来事」とは南無妙法蓮華経なり。「如来」とは、十界三千の衆生のことなり。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉るは、真実の御使いなり云々。

(現代語に直さなくてもわかりやすいところですね)