御書大好き!!

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御義口伝 法師品十六箇の大事 第七 新版 1027頁

第七 「衣」「座」「室」の事
  御義口伝に云わく、「衣」「座」「室」とは、法・報・応の三身なり。空・仮・中の三諦、身・口・意の三業なり。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、この三軌を一念(自らの命の中)に成就するなり。「衣」とは、「柔和忍辱衣(柔和忍辱の衣)」「当著忍辱鎧(当に忍辱の鎧を著るべし)」、(勧持品大十三の二十行の偈にあるのは、これである。「座」とは、不惜身命の修行であり、空の座に居するなり。=(空とは南無妙法蓮華経を唱えて、一念三千の当体としての働きをいうのである)「室」とは、慈悲に住して弘むる故なり(大慈悲心をもって折伏するがゆえである)。母が子のこと心配するような気持ちのことである。

このように、自らの命の中に衣座室の三軌を具えているではないか。

 

<説明>

衣座室(えざしつ)の三軌については、法師品に次のようにある。

「薬王、もし善男子、善女人あって、如来の滅後に四衆のためにこの法華経を説かんと欲せば、云何が(いかんが=どうやって)まさに説くべき、この善男子、善女人は如来の室に入り、如来の衣を著(き=着)如来の座に坐して、しかして(そうして)乃(いま)し(ちょうど今)四衆のために広くこの経を説くことになっている。如来の室とは一切衆生の中の大慈悲心がこれである。如来の衣とは柔和忍辱の心がこれである。如来の座とは一切法空これなり。この中に安住して、しかしてのちに、不懈怠の心をもって、諸々の菩薩及び四衆のために、広くこの法華経を説くべし」と。

ここのところの御義口伝ですね。