御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 宝塔品二十箇の大事 第四~第五 新1031頁

<説明>多宝如来が宝塔の中から大音声を出して、釈尊の説法の真実なるを証明するところです。すなわち宝塔品には「その時に宝塔の中(うち)より、大音声を出して歎じてのたまわく、善きかな、善きかな、釈迦牟尼世尊、所説のごときは、皆是れ真実なり」とある。

ここのところを受けての御義口伝です。

 

第四 「出大音声(すいだいおんじょう=大音声を出だす)」の事


  御義口伝に云わく、我ら衆生の朝夕吐くところの(話している)言語である。「大音声」とは、権教は小音声、法華経は大音声なり。二十八品は小音声、題目は大音声である。総じて、「大音声」とは、「大」は法界なり。法界の衆生の言語を妙法の音声と沙汰する(分別していくの)を、「大音声」というのである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱えるのは、「大音声」である。また云わく、「大」とは空諦、「音声」とは仮諦なり、「出」とは中道である※。

※この大音声の出る本源、意志は、あらゆる十界の言語音声をなさしむるから、出(すい)とは中道である。

講義には、衆生の言語は即仏の所作であることを説かれた文であると書かれています。御書に書かれている大聖人の言葉も偉大な大音声であると。

世界192か国地域のSGIメンバーの題目は、世界中、大宇宙にまで轟く大音声に違いないですね。

 

 

<説明>宝塔品に「その時に四衆、大宝塔の空中に住在せるを見、また、塔の中より出したもう処の音声を聞いて」とある。この文についての御義口伝です。


第五 「見大宝塔住在空中(大宝塔の空中に住せるを見る)」の事


  御義口伝に云わく、「見大宝塔」とは、我らが一身なり。「住在空中」とは、我ら衆生、終に滅し、大宇宙に帰することをいうのである。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉って信心に励んでいるところが、「住在空中」である。虚空会に住することになるのである。

 

<講義より>これは色心不二、生死不二の文です。見大宝塔は、色法である。住在空中は心法である。見大宝塔は健全なる身体、住在空中は価値創造しきっていく智慧、精神ともいえるのである。住在空中とは永遠の生命を説かれている。大宇宙への還元の意である。我の存在の意でもある。一念、精神、意識、境涯等は、われらの胸中を指す以外にありえない。それを住在空中、虚空会に住すと説いているのである。