御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 常不軽品 第十六 全767頁 新1068頁

第十六 此(この)品の時の不軽菩薩の体の事


  御義口伝に云わく、「不軽菩薩」とは十界の衆生である。三世常住の礼拝の行を立てるのである。吐くところの語言は妙法の音声であり(南無妙法蓮華経を唱えるのである)。

(極端な例が)獄卒が杖を取って罪人を呵責するのも、獄卒の本体としての行動であり、罪人の罪を滅せしめ、善性に立ち返らさんとの目的に立っての行動である。ゆえに不軽の礼拝行であり、「不敢軽慢(あえて軽慢せず)」あえて軽慢するのではない。

(しかるに罪人の方で、それが自分の罪を消してくれているのだと思わずに、獄卒が悪意をもって自分を責めているのだと思い、恨むならば、それは不軽菩薩を呵責して罪を得た上慢の四衆の生命となる。根本的には折伏行が不軽の体の礼拝なのであり、相手の仏性を目覚めさせ、最高に尊い人生たらしめていく行為なのである。)

 

<感想>

今回は通解を読むだけでよくわかるように、通解にかなり補足して書かれていました。獄卒の本心まで書かれてますね。獄卒も不軽菩薩なんだ。へー。