御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

乙御前母御書 1222頁  新版1684頁

大聖人が佐渡で書かれたものです。求道心で佐渡まで来た乙御前の母を、色んな求道の例をあげて、ほめられています。短い御手紙ですので、現代語訳で載せます。

 

乙御前の母

今は法華経を慕われて仏になるべき女人である。返す返す筆不精のものであるが、たびたび申し上げる。また御房達をも色々面倒を見てくださっていると伺っている。お礼の申しようもない。何よりも女房の身として、ここまで来られたこと、(日蓮がここまで流された事は、訳あってのことで) あなたの厚い御志があらわれるためであったのかと、ただありがたく覚えるのみである。

釈迦如来の御弟子が多くおられる中で十大弟子といって十人の代表的な弟子がおられた。その中で目犍連尊者という人は、神通第一であった。四天下と言って日月の巡るところを、髪の毛一筋切らない間に巡られた。これはいかなるゆえかと尋ねると、過去世に千里もある所を通って、仏法を聴聞した故なのである。

また、天台大師の御弟子の章安という人は万里の道を踏み分けて、法華経を聴かれた。伝教大師は三千里を経て止観を習い、玄奘三蔵は二十万里も旅をして般若経を得られた。

道の遠さに志が現れるのであろうか。彼らは皆男子である。仏菩薩の化現した人の行為である。今あなたは女人である。権実の教判は知りがたい身である。いかなる宿善を持った人なのであろうか。昔、女人は愛する夫を慕ってこそ、あるいは千里をも訪ね、石となり木となり、鳥となり蛇となったこともある。

  十一月三日                       日蓮花押

      乙御前の母

乙御前はどのように成長されたであろうか。法華経に宮仕えをされる、その奉公は乙御前の御命となり、幸福になるであろう。

 

感想:乙御前って何歳だったんだろうって思いました。乙御前の母も何歳だったのか、気になりますねー