御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

さじき女房御返事 1231頁 54歳御作

帷(かたびら)供養御書ともいう。

さじき女房御返事 建治元年五月 五十四歳御作

 女人は水のごとし・うつは物にしたがう・女人は矢のごとし・弓につがはさる・女人はふねのごとし・かぢのまかするによるべし、しかるに女人はをとこ・ぬす人なれば女人ぬす人となる・をとこ王なれば女人きさきとなる・をとこ善人なれば女人・仏になる、今生のみならず後生も・をとこによるなり、しかるに兵衛のさゑもんどのは法華経の行者なり、たとひ・いかなる事ありとも・をとこのめなれば法華経の女人とこそ仏は・しろしめされて候らんに・又我とこころををこして法華経の御ために御かたびらをくりたびて候。
 法華経の行者に二人あり・聖人は皮をはいで文字をうつす・凡夫は・ただ・ひとつきて候かたびら・などを法華経の行者に供養すれば皮をはぐうちに仏をさめさせ給うなり、此の人のかたびらは法華経の六万九千三百八十四の文字の仏にまいらせさせ給いぬれば・六万九千三百八十四のかたびらなり、又六万九千三百八十四の仏・一一・六万九千三百八十四の文字なれば・此のかたびらも又かくのごとし、たとへばはるの野の千里ばかりに・くさのみちて候はんに・すこしの豆ばかりの火を・くさ・ひとつにはなちたれば一時に無量無辺の火となる、此のかたびらも又かくのごとし、ひとつのかたびらなれども法華経の一切の文字の仏にたてまつるべし。
 この功徳は父母・祖父母・乃至無辺の衆生にも・をよぼしてん、まして・わが・いとをしと・をもふ・をとこは申すに及ばずと、おぼしめすべし、おぼしめすべし。
 五月二十五日 日 蓮 花押
 さじき女房御返事

 もうすぐ夏が来るという季節に涼しげな裏のない着物(かたびら)をプレゼントしたさじき女房に与えられたお礼のお手紙です。女性の特性を書かれてあって面白いです。

誰も彼も男に従うとは限らないかもしれませんが、大体合ってるかも?

法華経への供養の功徳は家族や最愛の人へも回していけるということです。