御書大好き!!

御書を拝読して感動したことなどを書きます。

御義口伝 化城喩品 第六 「即滅化城」の事 全733頁 新1023頁

第六即滅化城の事  (全集)
御義口伝に云く我等が滅する当体は化城なり、此の滅を滅と見れば化城なり不滅の滅と知見するを宝処とは云うなり、是を寿量品にしては而実不滅度とは説くなり、滅と云う見を滅するを滅と云うなり三権即一実の法門之を思う可し、或は即滅化城とは謗法の寺塔を滅する事なり、今日蓮等の類い南無妙法蓮華経と唱え奉る者は化城即宝処なり我等が居住の山谷曠野皆皆常寂光の宝処なり云云。

 

(説明)

これは化城喩品に「その時に導師、この人衆の、既に止息することを得て、復疲惓(ひげん)無きを知って、即ち化城を滅して、衆人に語って、汝等(なんだち)、去来宝処は近きに在り。向(さき)の大城は我が化作(けさ)するところなり。止息せんが為のみと言わんが如し」とあるところである。すなわち導師が皆が化城で休息し、疲れを除いていたのを見、その化城を消滅させ、さあ、本来の目的地である宝処に行こうと促すところである。

 

第六 「即滅化城(即ち化城を滅す)」の事 (新版)
  御義口伝に云わく、我らが滅する当体は「化城」なり。この滅を滅と見れば(生命を今世限りとすれば)、「化城」である。不滅の滅と知見すれば(永遠の生命を確信すれば)、「宝処」となるのである。

これ寿量品にしては「而実不滅度(しかも実には滅度せず)」とは説くなり。滅という見(見方)を滅するを、「滅」と言っているのである。三権即一実(三乗即一仏乗)の法門、これを思うべし。あるいは「即滅化城」とは、謗法の寺塔を滅することなり。今、日蓮等の類い、南無妙法蓮華経と唱え奉る者は、化城即宝処なり。我らが居住の山谷曠野、皆、皆常寂光の宝処となるのである。

 

「即滅化城」とは、謗法の寺塔を滅することなり

これは!と思いましたが、今の時代、なかなかできないことですが、邪宗の寺に行くことをやめることが、ひとにも止めさせること、謗法の寺を滅することになるかと思いますね。