別名を「芋薑供養の事」と言います。
新版御書に追加された御書です。
短いお手紙ですが、控えめで礼儀正しい文体から、相手に対して深い敬意をもっていることがうかがえますね。
弘安元年(ʼ78)4月14日 57歳 南条時光
いも・はじかみ、悦んで給び候い了わんぬ。いまをはじめぬことに候えば、とかく申すにおよばず候。おりふし、そうそうなること候いしあいだ、委細の御返事に及ばざるの由候ところに候。恐々謹言。
〈現代語訳〉
「芋や山椒(はじかみ)を、喜んでいただきました。
今さら申し上げるまでもないことですので、あれこれ言う必要もないでしょう。
折悪しく、急なことがありましたため、詳しいお返事を差し上げられなかったこと、どうかご理解くださいませ。
謹んで申し上げます。」